8月12日(6)日立グループ館
一日目、もう一つの事前予約の「日立グループ館」は17時予約。企業パビリオンゾーンはまだまだ大勢の人で賑わっている。日立グループ館の建物は、その建物の一部が崩れ、そこから水が滝のように流れ落ちるというユニークなもの。事前予約の案内表示に従って入ると、館内入口前にロープが張ってあり、そこで列になり待つ。と言っても、予約無しの直待ち列と比べると、事前予約の列は無いに等しい。まもなく車椅子の方の入場があり、次に事前予約の列の入場となる。あまり待たされることなくパビリオン内部へ。「トヨタグループ館」の時には、さんざん待たされたので、ほっとする。
館内に入ると、ウェイティングエリアでは日立のCMが流れ「inspire the next」が繰り返されている。そして受付で一人一人顔写真を撮られ、さらに中へとはいる。
ユビキタスの端末機を渡され、館内に設置されたポイント(動物の絵)にかざしてみると、そこからその希少動物の情報が流れてくる仕組み。手に持つ端末に映像が流れ、説明を読んでいく。これがまさにユビキタス、これからの福祉や観光にも活躍すると言われている技術だ。プレショーエリアに取り付けられたポイントにかざしながら先へと進む。あちらこちらで、来館者は端末機をかざしては、その画面を見ている。情報ポイントに人が集まり、順番待ちになっていたりする。全部は見切れないような状況だ。
先へ進むとやがてユビキタス端末機は回収され、メインショーのエンターティメント・ライドという乗り物に乗り込む。座ると、ゴーグルのようなものを手に持ち、また手にはセンサーを取り付ける。アナウンスに従いゴーグルで前方を見ると、コンピュータグラフィックのフクロウが目の前に飛んできて、これからの体験を説明しはじめた。センサーをつけた手を前に出すと、フクロウが手に乗る。ゴーグルを外して見ると、当たり前だがフクロウの姿はない。またゴーグルで眺めると、フクロウ博士は手に乗っている。凄い技術だ。
やがてライドは横にスライドするように動き出す。まずはジャングル・ゾーン。CGのゴリラがウッホ、ウッホと登場。私たちゲストの手には、いつのまにかCGのバナナが。それを投げるように手を前に突き出すと、バナナは手を離れてゴリラの前へポトン。ゴリラがそれを持って目の前から去っていく。
場面は変わり、サイが突進してライドにぶつかったり、ワニが目の前で鼻息を吹きかけてきたり、キリンの長い首を目で追いかけたりと、臨場感ある体験が次々と続く。この仮想世界にどっぷりとはまっていく。他の席から歓声や、驚きの声があがっている。
やがてヴァーチャル体験の旅はおわり、出口へと向かう。出口の前には、体験の旅を振り返られるような演出、入場券をかざすと入場時に撮影した顔写真が出てきて恥ずかしい。
まさにこれが万博、といった技術の粋を見せつけられた。さすが日立だ。余韻を残しながら、日立館を後にする。時間はまだ6時にはなっていないが、予定通り早い夕食をとることとする。
夕食は、企業パビリオンゾーンAにある、「ビッフェながくて」。斗樹が「みそかつ」を食べてみたい、ということでここに決める。まだ早い時間のせいか、入店のために並ぶ人の列は短い。店に入ると、自動券売機があり、そこで食券を買って、料理を作っているところに食券を渡す方式だ。学生食堂、社員食堂のようなもの。自動券売機に、経営者かマネージャー風のおじさんが張り付いている。「どれにする?」と聞いて、客にお金を入れさせて、客の希望するメニューのボタンを押している。客の流れを良くするためか。
「みそかつ、二人。」券売機から出てきた食券を持って、提供口に行き、料理を作っている人に食券を渡す。社員食堂よろしく、調理カウンター?越しに あっという間に出てきた料理のトレイを持ち、長椅子の並ぶ客席に持って行く。まだ席は空いている。
「どう、味は?」
「・・・う~ん」
イマイチの様子だ。斗樹は残した。疲れもあるようだ。別に買ったジュースは、斗樹はメロンソーダ、私はコカコーラ、それを飲みながら少し休む。
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