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2005年8月13日 (土)

8月13日(11)コモン4もお別れの時(4)

さて、「オランダ館」シアター型パビリオンで、映像が終わって入替制。1回待って中に入ると、館内中央に 広く四角く区切ったスペースを囲む様に、まるで港の船止めのような、備え付けの簡易な椅子が並ぶ。この椅子は人数分無い事を後で知った。つまり私は座れなかった。なにか椅子取りゲームの様な展開だった。座れなかった私はあぶれてしまって悲しい思いをした。やむを得ず、床に座って鑑賞する。

映像が始まる。四角いスペースは、スクリーンに変わり、水滴が落ちて池へと変わる。

「古池や蛙飛び込む水の音」     

芭蕉の世界だ。和の世界に洋の文化が溶け込んでいく。日本とオランダの繋がり、そして水の国オランダの紹介が始まる。仙人が下界の様子を見るようで、映像の楽しませ方はユニーク。でも。こうやって下の床を見るのなら、椅子でも床に座ってみるのも大差ないな、と感じながら、不謹慎にアグラをかいて、豪快にオランダの自然と文化を見下ろしてやった。

「ポーランド館」は、後で知ってとっても残念ではならない。入館すると、ひな壇形式のショパン・ホールで、正面に大きなスクリーン。そこにポーランドの町並みや文化が紹介されている。ひな壇に腰を掛けて斗樹とともに座って見るが、結構長いので帰りの時間も気になってきた。見ると途中で退出する人もいる。斗樹に、

「そろそろ出ようか?」
「え、でもまだ途中だよ。」
「でも帰るのが遅くなるしさ。」
「う~ん。」

上映途中の退場にあまり気の進まない斗樹を連れて、出口に向かう。しかし、あとでガイドブックを見直してショックだった。ここポーランド館は、この映像はプレショーで、メインはこの後の「岩塩坑ツアー」だったのだ。なんと、世界遺産に選ばれたポーランドの誇る岩塩坑が再現された、岩塩探検ツアーを見逃してしまったのだ。斗樹が正解だった!(斗樹、ごめん)正直悔しい気持ちで一杯だった。慌てて良い事はない、という教訓だった。

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