8月13日(2)電力館からコモン6へ
とにかく事前予約を取っていない企業パビリオンで、ぜひ行きたいと思っていた「ワンダーサービス電力館」に向かう。現在40分待ち。
「朝一なのに・・・」と嘆いている場合ではない、速攻で並ぶ。パビリオンがライド方式だが、朝早いせいか暫くは比較的にサクサクと並ぶ列は進む。
会場入場までずっと炎天下で並んでいたので、早く施設内に入りたい心境だ。待つこと暫し、施設内に入ると冷房が効いて生き返る心持ち。
建物の中のスロープをジグザグに、待ちの列は少しずつ上がっていくと、やがてカラフルな電車型ライドが見える。電車は次々とゲストを乗せていく。回転が速いのですぐに乗ることが出来た。遊園地にあるような4両編成のミニ電車で、子供が喜びそうだ。
アテンダントの指示に従い、電車に乗ると暗闇のドアへと電車は吸い込まれていく。目の前に広がるのは万華鏡のような色鮮やかな光の彩り、そこを通り過ぎて目の前に宇宙が広がる。まるで銀河鉄道に乗ったような気持ちから、次は地球の中の探検へ。ロマンチックな四季を感じながら、最後は日本の祭りの世界に入る。10分の旅だそうだけど、大人も結構楽しめる内容だと思う。まずは朝一番の企業パビリオンはクリアした。
(日本の祭りの迫力あるディスプレイに息をのむ。(左・中写真) 電力館の電車ライドは一瞬外を見ることが出来る。(右写真))
我々は電力館を出てその足を西に、グローバル・コモン6へ向かう。ここはオセアニア・東南アジアの国々のパビリオンが並ぶゾーンだ。次の事前予約は12:00~の「三井東芝館」。それまでの時間、ここでいくつかのパビリオンを見ることにした。
強い陽射しの下、熱されているグローバル・ループの上をてくてくと歩く。今日は暑くなりそうだ。やがてコモン6の案内表示が見えると、左手に東南アジア各国のパビリオンが眼下に見える。グローバル・ループからエスカレーターでコモン6ゾーンへ降りると、アジア独特の香辛料の匂いがしてきた。この熱気とともに「アジアにきた」と五感で感じる。ゾーン入口右手のシンガポール館は長蛇の列が出来ている。このコモン6での一番人気だ。ここは後回し。それでは最初は、「オーストラリア館」からとしよう。待ち時間はシンガポール館に続いて長いが、10分程で入れた。
中に入ると映像が流れる部屋へ。内容は残念ながら覚えていない。次にプラズマ・ディスプレイが柱に縦に繋がり、その柱が樹木のように連立する部屋へ。ここには壁に沿って座る席があるので、腰をおろし、少し休みながら暫し映像に目をやる。原住民の生活する映像が次々と、そしてあちらこちらの柱から流れてくる。どこを見たら良いのか分からぬままに上下左右に目を送る。そして最後は、でっかいカモノハシがドンと横たわる部屋。子供をはじめ若い人たちが楽しそうに記念撮影をしている。このパビリオンで子供が喜びそうな場所なのが良く分かる。カモノハシという動物は初めて知って初めて見たわけだが、ひょうきんなその顔立ちが印象に残る。
次に「ニュージーランド館」。「New Sea Land」というキャッチコピーが印象的だ。待ち時間無く入館し、暗い館内を歩いていく。所々に人ごみがある。皆で濡れた石を触っている。訳もわからず、折角だから触ってみる。特に感想も無い。あとで知ったが、ひすいの原石ポウナムという神聖な宝だそうだ。あんなに触られて大丈夫だろうか。渡されたテレカサイズのカードを映像画面にあてると情報が表示されるというタッチパネルの展示もユニークだった。
次は「カンボジア館」に入る。入口中央にアンコールワットのミニチュア模型が飾られている。古代遺跡好きの私には、時間があればいつまでも見続けていたいような思いに駆られた。館内の奥に足を進めるとカンボジアのアンコール時代の遺跡を彷彿させるような内容で、個人的にはとても興味深い。そして隣の「タイ館」へ。
タイ館の入口の像は、タイ王宮でお馴染みの守護神のような像である。以前タイに行った時に間近に見た、懐かしくもある像の横を通り、中へと足を進める。タイ独特の文化が館内に広がる。タイ料理のレストランが館内にあるせいか、独特の香辛料の匂いが一層鼻をくすぐる。タイ庶民の生活が伺える展示も多く、タイという国を知ることが出来ると思う。しかし展示で特に印象的なのが王族専用船の大きな模型だ。
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