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2005年8月14日 (日)

8月14日(7)長久手日本館

グローバル・コモン5を後にし、少々歩いて「長久手日本館」に到着。先行予約の入口は、ずらりと並ぶ長蛇の直並び列の左側に専用の入口がある。入場券を端末機で認証して中に通される。館内通路を歩くと女性アテンダントの数が多いのに気が付く。一つの角に4~5人もいたのでは仕事がないのでは?などと余計なことを考えながら足を進めると写真パネルのある部屋につく。1945年の写真パネルと2005年の写真パネルが2組、それぞれ同じ場所を撮影したものとか。時代の変遷を写真で紹介している。
60年の時の流れを写真で感じながら、パビリオンの説明を受け、動く歩道に向かう。動く歩道では、1945年から10年単位での時代を反映する日常品・家電品と陳列、背景には当時の町並みがイラストで描かれている。斗樹も興味深く眺めていた。
「お、坂本九のレコードがあるぞ」
「うん。」

アナログレコードマニアの斗樹の目が輝く。

「あ、ファミコンがある、マリオだよ。懐かしいね!」

1分少々のノスタルジックな時間旅行(タイムトラベル)も、時代が現代2005年までくると展示は終わり、動く歩道もそこで切れる。案内に従って先へと進む。

次は話題の360度全方位スクリーンの体験。誘導されたのは「地球の部屋」と呼ばれる球体部屋で、真ん中を串刺す渡り橋に、ゲストは手すりの下をのぞいたりしている。我々は先頭にいたため、出口ドアを背にして球体全体を見るような位置に立つ。

まもなく映像が流れる。大空を飛ぶシーン、海中で鯨が横切る迫力、360度からの映像はまさに臨場感の連続だ。素直に凄いと感じてしまう。3日にわたる万博体験の終わりを飾る演出のように感じた。

貴重な体験はやがて終わり、球体の部屋を出て、うっすらと暗いけど嫌ではない、広く床がデコボコしたゾーンへと誘われる。何か森林浴をしているような、癒しセラピーの落ち着く部屋だ。光と香りが優しく包んでくれる。「ここは好きだよ」と素直に言える場所だ。荷物を確認するために、その場に座ってバックを開く。と、すぐに女性アテンダントが寄ってきて、座ってはダメだと注意された。荷物を確認だけなので、と説明しても聞いてくれない。やむを得ず、立ったまま荷物の確認。さっき素直に感じた「ここは好きだ」は、少し好きではなくなった。

暫らくここで時間を過ごし、外に出る。時間はまだ16時にもなっていない。予定以上に早く終わったため、当初はこの後速攻で帰路につく予定だったが、もう少し会場で時間を費やすことにした。名古屋駅18:45発のぞみまでまだまだ時間があった。しかし人気のパビリオンに並ぶ時間も気力もない。とりあえず未踏のエリアに行ってみることにした。

             「遊びと参加ゾーン」に行く。日本館からゲートに向かう途中の寄り道だ。そこに、お化け屋敷、レーザーガン・シューティング、アイスワールドなど。アトラクションがミニ遊園地のように狭い敷地に並び、子供達の歓声に満ちている、「ファミリー愛ランド」の中を通り抜け、わんパク宝島に入館。子供向けの施設で、色々なロボットなどもいる。小さな子供たちを連れるファミリー客で賑わっている施設だ。

次は「地球市民村」パビリオンへ。NPO・NGOがコンセプトをもって構成している展示内容は興味深く面白い。混雑した会場内とうってかわって、静かで落ち着いて見学できる環境もいい。(子供には退屈だろう)

早足でパビリオン内を一周したところで、まだまだ観たいが時間も無くなってきたので、後ろ髪引かれながらパビリオンを後にする。個人的には結構お薦めかもしれない。さていよいよ会場を後にすることになる。岐路は東ゲートから名鉄シャトルバスで名古屋駅まで直行だ。必ず座れて乗換えの手間苦労なしなのが、疲れた体にはいい。但し、ここから東ゲートまでは少々歩かなければならないが。

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