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2005年12月 8日 (木)

『勝手にしやがれ!! セックス・ピストルズ』否定から肯定が生まれた。

初めて聴いた時の衝撃は忘れない、ピストルズだ!

ロックンロールと呼ばれた音楽は60年代のフラワー・ムーブメントを迎え、多様化していった。クリームのようなアドリブを中心とした大音響の高度な演奏技術はジミヘンを生み、ハードロックを生んだ。また、ビートルズがライブからスタジオ制作を重きを置いていく中で、その「アビー・ロード」を蹴落とした「クリムゾン・キングの宮殿」キング・クリムゾンに代表されるプログレッシブロックと、複雑化・高尚化したロックを否定するべく世に出てきたパンクの星だ。

 セックスピストルズのこのアルバム「勝手にしやがれ」を初めて聴いたのは、大学の時だった。それまでプログレとかクロスオーバー(その後フュージョンと呼ばれる)とかに傾倒した私には衝撃としか言いようがなかった。
 演奏の巧拙とか、楽曲云々ではない、その演奏の圧倒的な怒りのパワーとも言える、波動を感じた。「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」「アナーキー・イン・ザ・U.K」といったインパクトある曲はまさに時代の名曲と呼べる。しかし商業ベースを嫌い否定したパンクも、やがて「パンクロック」というジャンルの枠の中に収められ、商業化していった。合掌。

 このアルバムは、まさにパンクの夜明けを感じ、そしてパンクの持つ意味の終焉をも暗示する内容ではなかったか。

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勝手にしやがれ!! セックス・ピストルズ

1. さらばベルリンの陽
2. ボディーズ
3. 分かってたまるか
4. ライアー
5. ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
6. 怒りの日
7. セヴンティーン
8. アナーキー・イン・ザ・UK
9. サブミッション
10. プリティ・ヴェイカント
11. ニューヨーク
12. 拝啓EMI殿

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