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2007年5月17日 (木)

「クィーン」

今日2本目の映画。当初は1本だけと思ったけど。1本目がちょっと消化不良だったので。前評判も知識もないままに「クィーン」を観た。
97年に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、吹きすさぶ英国王室への強い風当たりに揺れ動く王室内実を描いた映画だった。王室はこういうものかな?とどこまで事実に近いのか、創作なのかは分からないが、非常に興味深く王室の生活を観ることができた。
女王役のヘレン・ミレンさんの演技とその誇りたかいその人柄の存在感は圧巻だった。そしてその苦悩も。誰が良い、悪いという主観的論点は避けているのが伺え、それだけに臨場感ある内容だった。
 期待もしていなかった分、とても入り込むことのできた良質の映画だった。だめ男なのは英国も日本も同じなんだなぁ、とほとほと感じました。日本じゃ作れないタイプの映画ですね。

ブレア首相役のマイケル・シーン?さんも当初は女王に批判的だったのが、徐々にその苦悩を共感できる、気持ちの変化がしっかりと作り込まれていて興味深かった。

結構良い映画ですよ。お薦め。8点/10点

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