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2007年7月14日 (土)

旅立ちの時、という映画

Running on Empty(原題)

邦題の麗句に比べて、原題はかなり生々しい。「ガス欠状態まで走り続ける」とでも訳すのか。映画内容から訳すと、「空っぽの逃避行」ていう感じかな。

バナナ・フィッシュを貸してくれた同僚のSさん(H)から、主人公アッシュのイメージ通りの映画だよ、と紹介してくれたのが本作。たまたま中古ビデオを見つけて家で観た。主人公のダニー(リバー・フェニックス)はまさにアッシュのイメージ通りだった。

 逃げ回る政治犯家族。その宿命に生きながら、恋に落ちて家族と彼女との狭間に思い悩むダニー。そしてはじめて自立を求め、父親へ反発するダニー。
 進路を悩み逃避行の呪縛から母親は自首を考える。恋人ローラは、何も語らずその本心を知ることの出来ないダニーとの恋に悩む。それらを背負うかのようにダニーは、その整った顔に内なる悩みを潜め、一人相談することも出来ず・・・。それぞれの苦悩を抱え込むようにストーリーはエンディングを迎える。

 エンディングで家族との絆の深さに目頭が熱くなる。青春の想いを何にぶつけるのか。行き先のない不安に押しつぶされそうな、でも生き抜いていこうとする強さ、恋の悩みに揺れ動く若さが生々しく描かれていて、胸に熱い思いの残る良い映画でした。

バナナ・フィッシュと一緒に楽しむと一層よいかもね。

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