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2008年3月10日 (月)

絶望とそして一握りの希望を乗せて「流星ワゴン」

「流星ワゴン」 重松清氏

絶望を乗せたワインカラーのオデッセイは闇夜を走る。交通事故で亡くなった33歳と8歳の父・息子が運転するその車に乗って、〝大切な場所〟を転々と巡る。そこには父〝チュウさん〟の姿も。
橋本さん父と息子の姿、そして主人公〝カズ〟とその父チュウさん、〝カズ〟とその息子広樹くん、三組三様の父子を見守るように、オデッセイはその闇を疾走する、一握りの希望を乗せながら。

同僚のH(Sさん)から借りて読んだ。あっという間に読破した。
重松さんの描く、あったかくもどこか寂しい親子の姿に、切なくも我が事のように感情移入していく。
〝自分は父であり息子である〟
暖かい作品だ。ただ妻美代子さんとの性的描写はあえて不要だったようには感じた。
8点 ★★★★

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