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2008年3月13日 (木)

運命~強盗殺人犯の弟「手紙」

兄が犯した過ちを弟も背負い続ける。運命といってしまうにはあまりにも辛い。
兄が弟を想い書き続ける手紙は、弟を深く傷つけてしまっていた。

「イマジン」 弟 直貴が、カラオケで最初に唄った歌だ。そしてその唄は・・。

・・・本文ではなく、本書の文末の解説の挿話を少し紹介する。「イマジン」の故ジョン・レノンのドラマ「A Day in the Life」の製作の話。主役のジョン・レノンを決定するオーディションで若手の無名俳優が決定した。
 しかしこの決定は、ジョンの妻 オノ・ヨーコによって覆された。

その理由は・・・・・。
その俳優の本名が〝マーク・デイヴィド・チャップマン〟だからだ。
そう、ジョンを撃った男とまったく同じ名前だったからだ。芸名ではなく、本名がたまたま犯人と同じ名前であったから。それを決めたオノ・ヨーコは、ジョン銃弾事件の1ヶ月後、「犯人を憎むのではなく社会への憤りを・・・」と訴えたその人なのに。

人とはこうなのだ。そして罪とはこうなのだ。決してぬぐい去れないものである。
新星電気の平野社長の言葉は重く響いてくる。
「いついかなる時も正々堂々としているということは、君たちにとって本当に苦渋の選択だろうか。」

8点 ★★★★

「手紙」 東野圭吾著

ジョン・レノン 「イマジン」1971 アコースティク・ライブ

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