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2008年4月19日 (土)

家族であること、家族を演じること「R.P.G」

宮部みゆきの推理小説。

先日、「ブラックサイト」というインターネット殺人の映画を観たが、これはネットで仮想家族で父を演じていた男が殺された話。もう一つの殺人事件との関連、そしてネットの中で仮想家族たちは何を求め、何を得たのか。そして何をみたのか。

宮部作品の中では人気のあるほうの作品ではない。買ったのはR.P.Gというタイトルと、ブックオフで100円だったから(苦笑)・・・まぁ100円分以上は楽しめた。
「演じる」=ロール・プレイングということ。みなが人を、そして自分を騙すために演じていた。家族であることを演じる、本当の家族と仮想の家族に、殺された男とその家族、そして仮想の家族達は何を求めたのか。犯人捜しは、作者のヒントがたっぷり出ているので比較的早めに分かってしまう分、その〝心理と真理〟を読む人に考える時間をくれる本だ。

話の最後に西条八十の詩が引用される。

やがて地獄に下るとき---
そこに待つ父母や友人に、私は何を持っていこう

「R.P.G」 宮部みゆき氏 6.5点 ★★★

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