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2008年5月10日 (土)

美しく暖かな映像と寓話の秀逸な映画!「ペネロピ」

家からちょっと離れたシネコンでこの映画を上映始めたことを知って観に行ってきた。
「ペネロピ」

先祖の不義理で魔女に呪いをかけられたペネロピは、生まれながらにして豚の鼻と耳を持ってしまった。名家であるが故の悲劇は、それを隠すために、両親はペネロピを死んだことにして彼女を世間の目から隠すために屋敷に閉じ込めてしまった。

そしてその呪いを解くために、ペネロピの結婚相手を探すのだけど。
そこに悲劇と喜劇が繰り広げられる。

全体にきれいな映像は、映画に優しい暖かみを与えてくれた。ほっとするような、絵のようなシーンが印象的だ。

生まれついての呪いその容貌を背負いながら、彼女の素直な性格はとても好感が持てる。自分をよく知り(悲しいくらいに)、そして賢い。知的なその語り口に美しさを感じた。だから自分は、正直言って彼女の豚鼻なんて途中から全然気になんかならなかった。

彼女が白馬に乗った王子様を待つことなく、家の扉を開け、外の世界へ旅立ったとき。自ら選んだ道を受け入れ、そして人間としての強さを持った時に・・・。

名家出身を偽ったマックスを好演したジェームズ・マカヴォイ。彼は本当にかっこいい。男の自分がみても、これだけ魅力たっぷりだと感じたのはなぜだろう。目の演技がステキなんですね。
そして映画の登場人物全員が、それなりに憎めぬ人なのだ。

隻眼の小男のレモン。彼は最初は憎まれ役で出てくるのだけど、後半は重要な役目を演じる。そう、彼もペネロピと同様、決してその容姿は良いものではない。だけど愛すべき男になっていく・・・。

上映館が少ない映画だけに、もしこの映画を見かけたら出会えたのは幸運!と思って見てみたらと思う。
これは女性に喜ばれ、愛されて欲しい映画ですね。
人は見た目は大切である。だけどもっと大切なことがある、それを押しつけがましくなく暖かく教えてくれる映画だと思う。

「ペネロピ」 7.5点 ★★★★

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