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2008年6月13日 (金)

いくつに見える?

お昼のランチに、事務所の近くの寿司屋に行きました。
寿司屋って言っても高級のじゃなくて、サラリーマンのふところに優しいランチ価格のお店ね。
くるくる回るやつじゃなくて板サンが握ってくれるんだけど、100円皿がメインです。

いつもの100円枠を超えないよう(苦笑)に、ローテーションしながら注文を始めると、白髪のおばあさまが来店。
そしてまもなく初老のシャキシャキおばさまも来店。
この二人は挨拶をかわす。話を訊くともなしに耳に入ってくる。

二人とも名前も知らないけど準お馴染みのようで、時々顔を合わしている様子。
白髪のおばあさまがつぶやく。
「ほら、私って髪の毛がこんなでしょ、だから歳にみえちゃうのよね」
シャキシャキおばさまがマグロを注文しながらそれに答える。
「ううん、そんな歳に見えないわよ」
「でも、まだまだちゃんちゃんこ着る歳じゃないしね」

(・・・!)
思わず私もおばあさまを見る。え~これで60才前?55~56ってこと?
そりゃ、老けてみられるよ~。

白髪のおばあさまは、マグロを口に運びながら続ける。
「でも肌はまだ若いんだけどね~」
同意を求めながら、シャキシャキおばさまを見る。
もちろん「ぜんぜん若いわよ~!」と励ます。
私もちらりと見る。しかし・・しっかりと年輪のように刻まれたしわがくっきりと。。。

どうやらシャキシャキおばさまは還暦を過ぎた?らしく自分の方が年上に驚いた様子。
そこに頭の薄くなった板サンが、寿司を握りながら口をはさむ。
「○○さん、みかけよりずっと若いんだよ。俺のちょっと上くらいだよ」
お馴染みサンだから俺はよく知ってるんだぜ!
という口ぶりで、握った寿司をおばさまの前に差し出しながら、二人のおばさまに問いかける。
「おれ、いくつに見える?」
ちなみにおじちゃんは51才だそうだ。
(それも老けてるよ~)
う~ん、この3人の年齢関係が微妙にわからん。
もうこの不思議な3人の世界に飲み込まれそうだ。

と。
ここで、話は一挙に急展開を迎える。
白髪のおばあさまの言葉に皆(私も・・・)、耳を疑う。
「だって、ほら ちゃんちゃんこって70才に着るでしょ?もう1~2年あるのよね」

なにそれ!!
(じゃあ、68~9才じゃん、年相応だよ!)
たぶんそこにいた人全ての心に浮かんだ言葉なはずだ。

シャキシャキおばさまが笑いながら話す。
「還暦の赤いちゃんちゃんこは60才よ、面白いわねぇ~ガハハハ」

「あらま、そうなの?」
意に介せずおばあさまは、今日のマグロが気に入ったのか〝おいしい、おいしい〟と言いながら口に運ぶ。

知ったかぶった板サンは、薄くなった頭をかきながら、それ以上会話に入ってこなくなった。
まどろっこしいのは面倒だから、はっきりいってあげたい気持ちだ。

「いくつに見える?」
「はい、お歳に見えます」

でも「いくつに見える?」って質問は、だいたい若く見られる自信があっての言葉だよね。
このおばあさまみたいなとぼけた人は別にしてね・・。

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