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2008年7月17日 (木)

帯のコピーにつられたけど・・・「床下仙人」

文信堂書店の店頭平積みで見かけた「床下仙人」
本書の帯に書かれた〝これを「おもしろくない。」と言うならば、もうおすすめする本はありません。〟を信じて買いました、ええ、信じましたよ。

で、読んだ感想は、5篇からなるショートショートの長いヤツって感じです。ワン・アイディアを長めに引っ張ってストーリーにしたった感じ。表題の「床下仙人」は正直言って面白くなかった。ただその後になるほど、面白いアイディアが出てきた。「派遣社長」は、〝派遣社員〟が世の寵児として持てはやされている現代、社長も派遣してしまおうっていうストーリーアイディアで、デザイン事務所に居酒屋チェーン店の社長が派遣されて、クリエイティブ・デザイナーが頭に鉢巻き、はっぴを着て「喜んで」とデザイン・接客するのはわろた。

一番印象的な話が、最後の「シューシャイン・ギャング」
アイディアは、朝の渋谷、通勤時間帯の交差点 横断歩道で、いきなり勝手に靴磨きをして、おじさまから靴磨き代をせしめる〝東南アジア・チルドレン〟的な発想の話で、特に目新しいアイディアじゃないけど、話の展開に惹かれた。
家族を捨てた高校生少女と、リストラされ家を追い出された初老のおっさんの、恋愛ではない奇妙な疑似親子関係に心癒されてしまった。
(ォィォィ、自分の憧れかい?)

ただ帯のコピーは言い過ぎだよ、ちょっと裏切られた感じ。でも買わせ商売上手かな。

「床下仙人」 原 宏一著 5点

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