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2008年7月15日 (火)

幻のメニューを求めて

そのメニューは勤務先の裏手にひっそりと、その姿を隠すように店を構える定食屋にある。おばさまが二人?でやっていると思われるその店の名前は「一二三食堂」。北関東の名物、ソースカツ丼で地元に密やかな人気を持つこの食堂に、謎のメニューが存在する。しかしそのメニューに店を訪れる客も触れる者はいない(と思う、たぶん)

Blog6134_2 こじんまりとした、昭和を感じる店内にはいると、右手に座敷、左手に椅子席が3つ並ぶ。
そしてその奥の壁に、和紙に書かれた品書きがあり・・・。
そのひとつに紛れもなく〝幻のメニュー〟が書かれている!
「チャアパン」と!
チャアパンの〝パ〟はハの文字の右上に丸い磁石が貼り付けてある。それはこのメニューが表に出せない幻のものであると裏付けているかのようだ・・。

入店し席に着いた私は、注文を訊きに来たおばさまに、小声で「あの・・・チャアパンっていうの下さい・・」と幻のメニューを指さしながら告げた。思わずおばさまの顔を伺う。しかしおばさまは動揺した様子も全く見せず、店の奥に聞こえるように「チャーハンひとつ!」と告げた。
そのさり気なさに、このメニューの極秘性をうすうすと感じずには居られなかった。

と、まもなく店に4人の30歳前後のグループが入店。席に着くと名物のソースカツ丼を注文する。しばし歓談していたが、ある一人が壁の品書きにある幻のメニュー「チャアパン」に気がつく。(おい、あれチャーハン?なになに?頼んでみる?)と話題になっている。

(君たち、ダメだよ、それは幻のメニューだ、素人には危険だ・・)
心に中で忠告をしながら、心落ち着かず、チャアパンを待ち続けた。そしていよいよチャアパンと対面の時を迎えた!!
これがチャアパンだ!

Blog6141_2 チャーハンとは似ても似つかぬこの様相。
錦糸卵をざっくりとかぶせている。そしてキノコ系の食材を大きくスライスして一緒に炒めている。まさに幻のメニューにふさわしいその姿だ。ついに求めていたメニューを前に感動を込めて、一口運び味わう。
(こ、これは、・・・この味は・・チャーハン?)
幻のメニューを前に私の頭は真っ白になっていった・・。

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