« 東北の旅(外伝)「意外な組み合わせ?」 | トップページ | これでいいのだ。巨匠逝く。 »

2008年8月 7日 (木)

風に語りて・・・「ハプニング」

映画が始まっていきなり。そう事件が始まった・・・。

329767view001 アメリカ東部の公園で、そして街中で市民が突然自らの命を絶つという事件が続発。
テロなのか、放射能汚染か毒なのか。
その理由は一切不明のまま国中はパニックに包まれ・・・。
教師のエリオットは妻や友人と共に町からの避難を試みるが、途中の町で足止めを食ってしまう。そしてその町はこの事件の中心に位置する町だった・・。

329767view004_2 突然訪れたこの怪奇な事件は、数多くの不幸の物語を重ねていく。あまりにもあっけない死、死、死。殺意を感じぬ殺人を見守る木々と風。エリオットは、迫り来る恐怖からの逃亡の中で、この〝事件〟の真相に近づきながらも、その計り知れない大きな相手に、全てを絶望し、その身を風に委ねてしまった・・・。
オープニングに流れる雲、また雲。そして雲。

その意味がまさに、エンディングの時の、同じ雲の映像で重くのしかかる。

しょせん人は見えない恐怖に立ちつくし、そして脅えている存在なのだろうか。自分はあまりにもあっけない人の死(自殺)にやりきれない怖さを感じた。

見えない恐怖を目の前にして人々の追い詰められる恐怖の色が。それだけをとれば最近観た「ミスト」に似た印象を受けた。
しかしあの時の「ミスト」で味わったあまりにも悲しい結末と比べると、こちらはむしろ結果オーライという夫婦の関係だったのが、映画に対する印象を弱くしてしまう気がする。(不幸を望んでるわけじゃないけどさ)

「ハプニング」 5.5点 ★★☆

Mo6028_f1_2

|

« 東北の旅(外伝)「意外な組み合わせ?」 | トップページ | これでいいのだ。巨匠逝く。 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風に語りて・・・「ハプニング」:

« 東北の旅(外伝)「意外な組み合わせ?」 | トップページ | これでいいのだ。巨匠逝く。 »