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2008年8月20日 (水)

この盛夏はここにしました。という旅のお話、エピローグ

福井温泉と東尋坊 世界遺産の白川郷・白山スーパー林道・安宅の関

二日目 前半までのあらすじ。
とにかく旅行してます、はい。以上。

だんだんと簡単になっていくあらすじとは裏腹に、旅は終焉へと向かっていきます。

第二日目 後半。

Blog6664 バスは、白山スーパー林道を過ぎて白川郷へと。
白川郷へと通じる道に出た途端、大渋滞に巻き込まれました。お盆休みのまっただ中の15日とあってメイン駐車場も閉鎖しているとか。その迂回誘導にも手間をかけているのか、そもそも天下の〝世界遺産〟である白川郷である。混まない訳にはいくまい。
ここはじっくりと前に進むのを待つことにしましょう。
(写真は車中のフロントガラスから白川郷の風景を眺める)

バスは昼食会場の、食事処「いろり」(合掌造りの集落にあります)の駐車場を目指しています。

Blog6666 今日の昼食は「飛騨和牛朴葉味噌御膳」です。

「いろり」の2階に上がると座敷席にずらりと並んだ料理。
朴葉味噌って美味しいので好きです。焼けているときの薫りもいいですね。牛肉もやわらかくてまずまずでした。和牛肉以外は、質素な品なのは、安いツアーパックのなのでしょうがありません。

でも今回の旅行で一番美味しかったかな。

Blog6665 さて、昼食もそこそこに、白川郷の散策へと出かけました。
実は昨年も白川郷に来ています。ちょうど紅葉の季節。
紅葉もとってもキレイでしたが、この夏真っ盛りの深緑の季節も素敵です。

夏の強い陽射しが白川郷に降り注ぐ。家人はこの旅初めて、日傘を出しました。
周囲を緑豊かな山々に囲まれ、色彩やかな花々が咲き、田園には稲が緑で埋める。そんな中に合掌造りの家々が点在しています。

Blog6667 絵のような世界。

外国人観光客も多く、ノスタルジックな風景を写真に納めていました。

緑に包まれた白川郷は、単に美しい世界ってだけではなく、生きる生命力のようなものを感じました。

合掌造りの茅葺きの屋根は葺き替えに2,000万円、片方だけでも1,000万円かかるという添乗員 李さんのお話でした。李さんも言ってましたが、家が1軒たつお金です。世界遺産をまもるのも大変だなぁ。。。

Blog6674 熱い陽射しは容赦なく、観光客を日陰へ軒下へと誘います。 なにか冷たいものを売っているお店には人が集まり、子供達だけでなく大人も涼をとっていました。
 そんな雑然とした様子も、こんな絵になってしまう、そんな白川郷のたたずまいが、また魅力なんですね。

青々とした稲は生活感を感じます。今でもここで人は生活をしている証、作り物ではないからこその暖かな存在感。
青空と白い雲、緑の自然と、茶色の合掌造り、とってもキレイな色合いです。

Blog6669 キレイと言えば、花もとっても印象的でした。ひまわりの花は、合掌造りに似合わないのでは?と思って写真に納めましたが、そんなに悪くない感じです。
 無理に花壇を作ったのではなく、夏の自然体の白川郷って雰囲気でした。白川郷を歩いていると本当に飽きません。(私だけかな?)

家人も黙々と、この世界に浸るかのように、手に持つ日傘の向こうに広がる風景に、憧憬の視線を送っていました。(たぶん・・)

Blog6670 ピンクの花がとっても印象的でした。
なんの木かな?すみません、分かりません。でもキレイですね
(そんなもんか。お前は・・)

もちろん、合掌造りの風景ばかり見ていたのではなくて、冷たいものも賞味しましたよ!
(それはまた番外編でご紹介します!)

あとは五平餅と飛騨牛串も、軒先で買って 家人と半分ずつ分けて食べました。美味しかったです。

Blog6675_2  そんな感じで、白川郷を堪能した100分でした。今回は時間の関係もあって、和田家とか見学できる屋敷の中には入りませんでした。
次は冬の白川郷を楽しみたいなぁ、と心にちかうのでした。
(ヲイ!また来る気かい?)

ということで、午後3時前、これからまだ白川郷へやってこようと渋滞している周辺道路を後に、北陸自動車道 白川郷インターから帰路へむかいます。

結局、関越自動車道でお盆帰りの渋滞にはまって、バス降車場所の本庄駅前に着いたのが午後9時半。いや本当にバスの長旅でした。

しかし、二日目 ここまで家人は一滴もアルコールを飲んでいません。帰りの車中で今回デジカメで撮った白川郷の写真とかを「ねぇ。どう?これどう?」と見せても、あまり興味なさそうに、視線をすぐにバスの外へと向けます。
 きっと車窓から走り去る風景を眺めている家人の、その頭の中には今はただ、たどり着いた後の一杯、冷たく冷えた生ビールのジョッキだけしかなかったのでしょう。

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