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2008年8月25日 (月)

小池栄子の熱演光る衝撃の結末「接吻」

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ある残酷な一家殺人事件から物語は始まった。
犯人 坂口(豊川悦司)はその犯した惨劇の後、自ら捕まることを望み、警察にそしてマスコミにその存在をアピールした。しかし逮捕後、法廷でも一言も話さないという異常な行動を取っていく。
そのニュース映像をテレビで観たOLの京子(小池栄子)は、その犯人の逮捕の瞬間に見せた坂口の歪んだ微笑に強く惹かれる。

坂口のことをもっと知りたい。
京子の心に坂口が偶像崇拝のように大きくなっていく。
取り憑かれたかのように、坂口の記事をスクラップブックに貼り付けていく。

彼の声が聞きたい
彼女の心はそれを渇望する。公判で彼の姿を見つめる京子。そして坂口への差し入れを、弁護士の長谷川(仲村トオル)へ依頼するために声をかける。

1006620_02坂口と京子の間に、孤独と絶望に苛まれた奇妙な連帯感が生まれる。
彼女が彼女であるために、いつまでも坂口と結びつきを失いたくない。
その思い詰めた気持ちが彼女に大きな決断をさせる。

とても重い映画だ。そして印象に残る映画だ。
よけいなBGMなく、無駄をそぎ落とした映像が続く。淡々と進む物語は、衝撃の結末に向けて、緊張の展開を魅せていく。

京子が唄う「♪ハッピバースディ」は今でも耳に残っている。
唄う彼女の瞳、笑み、そして。

わたしをどうにかしようなんて思わないで!

小池栄子をバラエティタレントとしか見ていなかったけど、今回の演技で見直してしまった。犯人役の名優 豊川悦司に負けていない。
犯人への虐げられた共感、ものに憑かれた破滅的愛情 病的な歪んだ微笑が痛々しい位に観る者をとらえた。
栄子ちゃん、お見事!そういってあげたい映画でした。

「接吻」 8.5点 ★★★★☆

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