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2008年9月16日 (火)

清々しい旅立ちの美しさに感動!〝困ることに〟 「おくりびと」

330042view001 「納棺師」
遺体を棺桶に納めるお仕事。そのテーマからとても重いものを予想した。
しかし観終わって、重厚な気持ちにはなったが、嫌な重さではなく、清々しくも心に優しさ感じることが出来た。

チェリストの大悟(本木雅弘)は、所属するオーケストラの突然の解散で職を失う。落ち込む大悟を心配する妻 美香(広末涼子)にぼやくように呟く「田舎に帰ろうか」
庄内に戻った大悟は職を探すが、ひょんな事から納棺師の仕事に就いてしまう・・。
「やっていけるのだろうか」
仕事への偏見を持ちながらも、徐々にその仕事の尊厳さに触れ変わっていく大悟。
しかし周囲の人たちはそうは思ってはくれない・・・。

・・・・・
330042view002 映画全体を通して美しい映像に目を奪われる。
庄内の美しい自然の風景に心癒され、大悟と社長(山崎努)の納棺師としての神々しく見えるその所作に目を奪われた。

大悟が自然の中で奏でるチェロの音色、大悟が整然と死者に死装束を纏わせるその一連の流れるような動き。
いずれも、とても心に響く美しさという共通点をみた。

いかに人の心に触れ、心に残る仕事が出来るのか、それはチェリストも納棺師も変わらないんだね。

・・・・・
330042view007 本作品で2つ感じたこと。

石文〟の挿話。
言葉がまだない大昔の時代、自分の気持ちに近い思いを、自然の石に託して渡す石文。石を探し選ぶ時、そしてその石を受け取った時、人は石に託された気持ちを暖かくその心にしまうことになる。

美味しいんだよ。困ることに
食べるというシーンが印象的だった。生きるとゆうことは、他の命を戴くと言うこと、食べることで受け継いでゆく生命への感謝、その死へのリスペクト。

納棺の儀式を、本木くんも本当によく学んだと思う。観ていてよく分かる。

最後に。
石文に込められた想いは、父から子へ、そして孫へと受け継がれた。
言葉のない静かなシーンだけど、それぞれの表情が雄弁に愛情を語り合っていた。

「おくりびと」 9点 ★★★★☆

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