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2008年9月13日 (土)

映像が静かに語った時代があった。「白い馬」

フランスで1953年に上映された名作。

56年の「赤い風船」とあわせて日仏交流150年記念として上映、勤務先近くのシネマテークで観てきました。

080326_crinblanc_main まずは最初の「白い馬」

漁師の美しい少年と、野生の白い馬、いずれも自由に生きる孤高の魂を持っている。
野生の逞しい白い馬は、牧童達がなんとか捕まえようとしても捕まらない。そんな姿に惹かれた少年が、なんとかその馬を自分のものにしたくて追い続け、そして馬もそんな少年を認めた。

080414_whitehorse_sub3 モノクロで淡々と進むストーリー、しだいに強い絆で結ばれていく少年と白馬。40分の短いストーリーだけど、モノクロが少年の美しさと白馬の白さを鮮烈にしている。

白馬の表情、そして新たな群れのリーダーとなった馬との格闘シーンは、演技ではないリアリティーを感じてしまった。特殊技術もない時代、映画を作るって言う熱意でこれだけの映像を作ってしまった凄さを感じた。

色々な特殊技術、どんでん返しのストーリー、長々しい映像とエンドロール。
そんなものが無くてもこれだけ素敵な映像美が作れるってことを再認識できる映画だ。

カンヌ国際映画祭グランプリ作品。

「白い馬」 7点 ★★★☆

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