« 今夜は14番目の月 | トップページ | 鎌倉の四季を感じ、家族の絆を想う。「海街diary 2 真昼の月」 »

2008年10月13日 (月)

ちょっとだけ運の悪い父と子の普通?の生活「たみおのしあわせ」

ご存知「時効警察」のコンビによる結婚狂想曲を描くは熊本課長こと岩松了さん。

080415_tamio_newmain おくて男の息子〝民男〟(オダギリジョー)
女性運の悪い?父親〝伸男〟(原田芳雄)
世間にちょっと臆病なこの父子が、結婚騒動に振りまわされる。

淡々として、どこか醒めてしまっている民男の結婚を願う伸男、その願いが叶って結婚相手がどうにか見つかるのが、美女〝瞳〟(麻生久美子)。しかしこの瞳は、どこか世間ずれしていて変わった不思議ちゃん。

080415_tamio_sub1 でもまぁ。よかったよかったと。
これで民男には内緒の仲の宮地さん(大竹しのぶ)と堂々と付き合えるはずだった伸男の前に現れたのが、家の持ち主 透さん(小林薫)。伸男の義弟の透は、ひっそりと日本に帰ってきていて屋根裏にこっそりと棲んでいたんだけど、いつのまにか伸男の恋人宮地さんといい仲に。しかも隣接の病院を老人の逢い引きの館にしてしまった。訳分からん。

結婚式までなんだかんだとありながらその当日。
民男と伸男に、それぞれにショッキングな出来事が。父子がお互いに胸に秘めながらも、沈黙を破るように意外な行動をとってしまう。

080415_tamio_sub2 あの〝往年の名画をパロディーにしたような〟ラストシーン。
テロップが夏の訪れを告げる。バスから降りてくる和服の母(妻)の姿を、父と子は生い茂る草藪の中へと追っていく。
なんとも不思議なエンディング。

静岡ののんびりした田舎で撮影したことも功を奏してか、ペースダウンした素朴な民男と瞳、そして伸男たち。
世間のスピードについていかない彼らのマイペースを表したかったのが、ミスドのシーンだったのでは?携帯に夢中になっている客たちに囲まれて、民男と瞳は客席の柱に付いている鍵付き小窓扉に興味をもって店員に尋ねる、その周囲とのすれ違い。
この独特の世界観にどこまでついていけるかが、この映画を面白いと思うかの境目では?

忌野清志郎がちょい役で「ケータイしたくなくなるような話をしろ!」となじるシーンが出てくる。良い味出してる。親と子、男と女、意思疎通のすれ違い、その悲喜こもごもから、この映画の面白みも感じることが出来る。

透明感あるオダジョーも麻生さんも良い感じです。原田さんはさすが!
途中まで付いてこれれば、面白いと思う、途中で付いてけなくなったら・・・。
時効警察のキャストも出てきたりするけど、時効警察のテイストはほとんど出てきませんよ、ねんのため。

「たみおのしあわせ」 6.5点 ★★★☆

Mo5896_f1

|

« 今夜は14番目の月 | トップページ | 鎌倉の四季を感じ、家族の絆を想う。「海街diary 2 真昼の月」 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ちょっとだけ運の悪い父と子の普通?の生活「たみおのしあわせ」:

« 今夜は14番目の月 | トップページ | 鎌倉の四季を感じ、家族の絆を想う。「海街diary 2 真昼の月」 »