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2009年2月11日 (水)

革命の美学に美しく生きた孤高のカリスマ「チェ 39歳 別れの手紙」

331776view001  キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの歴史ドキュメンタリー風ドラマ。
その後編はキューバ革命での成功という栄光と名声をもって、政府の圧政に苦しむボリビアへとその身一つで向かう。内容は善作と同様淡々と進み、正直言って2時間以上この映画を観るのは少々きつい。前半ウトウトとしてしまった。

331776view004 ただ後半からは、事実のみが説得力を持つ歴史の重さが映画に出てきた。
なぜ1部と2部に分けて映画が作られたのか。それは2部を観終わって理解できた。成功へのプロセスを歩むチェの栄光の物語と、敗走に次ぐ敗走の末の悲劇。同じ人物を語るには若干の時間を必要としたのだろう。

331776view002 米国はキューバと同じ過ちをボリビアでは犯さなかった。ボリビア政府軍とともに圧倒的戦力でチェ率いるゲリラ軍をジャングル内で追い詰めていく。敵の戦略・策略に翻弄されながら、それでもチェは孤高の戦いに強い理想と信念を失わなかった。その名を変えながらも本質はぶれることがなかった。

331776view005 彼の自由と平等のためにひたむきに闘争へと身を投じる姿は、彼の美学そのものであった。しかしキューバの成功が、彼にあらたな戦略を身につけさせなかった悲劇を生む。革命軍の正しい行動と愛が、農民をはじめ国民に理解される、国民が味方してくれればこの闘いに勝てる。その理想に生き、そして敗れていった。

映画としては面白いかと聞かれると、う~む。あくまでも娯楽性の映画としての評価とする。
しかし
チェという人間をこの映画で知ることで、我々はまた歴史の深さに触れられると思う。

「チェ 39歳 別れの手紙」  5点 ★★☆

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