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2009年3月15日 (日)

これはミステリーではなく紅の人間ドラマ!「ジェネラル・ルージュの凱旋」

332616view004 若いながらもジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)と異名を持つ救命救急センター長 速水(堺雅人)には、その勝手な行動から院内に敵も多い。
ある日倫理委員長の田口(竹内結子)の元に告発文が届く。
「速水は医療メーカーと癒着している」

332616view001 昨年上映された医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』の続編。
バチスタ事件から1年後のお話。続編だけど前作を大きく凌ぐ名作に仕上がった。今作を見てしまうと前作は、今作のプロローグに過ぎないのではないかと思えるほど。

332616view002 堺雅人の演技に魅せられる。人を小馬鹿にしたような、生意気でやんちゃな子供のような、時に鋭い眼光のジェネラルを見事に演じた。もちろん田口(竹内)と厚生労働省 白鳥(阿部寛)のコンビも見事に笑いを誘う。それ以外にも出演者の演技がどれも素晴らしい。

332616view010 『容疑者Xの献身』の時の堤真一のように、堺は助演ではなく間違えなく主演と言える存在感を最初から最後まで見せつけた。最後の速水と花房師長(羽田美智子)のやりとりは美しく秀逸で印象的。また、現代医療の抱えた多くの矛盾と問題提起を、見る者の心に伝える。

332616view009 最近観た中ではダントツ!絶対お薦めできる一本だ。ほぼ満点状態。たぶん自己最高点だと思うけど・・。つけちゃいます。実は一度観て・・。とっても良い出来なんでツレを誘って2回観ました。それくらい良かったですよ。
できたら「チーム・バチスタの栄光」を観てからだと、一層楽しめます。

 

「ジェネラル・ルージュの凱旋」 9.5点 ★★★★★

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