「愛しあってるかい」ソウルブラザーNo.2、キヨシロー逝く。
初めて忌野清志郎をこの目で観て耳で彼の声を聴いたのは30年前。フォークデュオ「古井戸」の解散コンサートの時だった。
中盤でゲストとして清志郎と、同じくRCサクセションのベーシスト、リンコワッショー(小林和生)とが登場。そこで古井戸のメンバー、仲井戸麗市(チャボ)と3人でスローバラードを演奏。この時の演奏は、チャボは生ギター、リンコもウッドベースと、アンプラグド。それをバックにキヨシローは響き渡る歌声で熱唱。マイクなしでも久保講堂隅々まで行き渡る迫力ある声量だった。
よく知らなかったキヨシローを凄い奴として認識した最初だった。
古井戸解散後、正式にチャボはRCに加入し、RCの黄金時代が始まる。
古井戸時代からチャボのギターが好きで、そのままRCへと入っていった。初期のソウルフルなナンバーから、ファンキーな「ステップ」、そして日本ロックのクラシック「雨上がりの夜空に」とヒットを飛ばしていった。
下のyoutubeの「スローバラード」は、ホーンセッションを入れてのナンバーではなく、日本有数の名ギタリスト、小川銀次!がRCにメンバーとしていた当時のもの、このギターがホント泣きのギターで大好きです。
小川銀次のスーパープレイに酔ってください。
この曲を聴くと清志郎の生気溢れる歌声が浸みてきます。
清志郎が愛用した「愛しあってるかい」はソウル・シンガー オーティ・スレディングの言葉を日本語に訳したもの。そしてそのオーティス同様、短い一生を終えた。
「清志郎、君はその人生で愛しあったかい?」
忌野清志郎さんご冥福をお祈りします
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