お盆休みの激安パックツアー!上海・蘇州・杭州4日間も。2日目(2)世界遺産の蘇州 留園編
蘇州に着く頃には空模様も暗くドンヨリと怪しい感じ。ここ留園は蘇州城の西にあり、中国四大庭園のひとつとして世界遺産として名高い。明の時代に時の権力者の個人庭園として建設されたあと、清の時代に改修、劉園主の姓にちなんで劉園、やがで留園と呼ばれるようになった。
庭園としては蘇州で2番目に大きい留園は、蘇州にある各名園の長所を取り入れ、4つの景区に分かれている。東は住居で重厚な建築が中心。中は山水、西は山林、北は田園の趣を現しているそうだ。それぞれの空間がたくみに組み合わされている。
また回廊を飾る「花窓」と言われる透かし窓が目をひく。透かし彫りによる手作りの窓細工は一つとして同じデザインはなく、その窓から見える眺めもまた外の景色とひとつになって、それが一枚の絵画ように美しい。
中国には庭園の条件が5つあるのだとか。池、石橋、東屋、廊下、築山。それを示すかのように、可亭の前の池には大きな蓮の葉が、そしてその池をぐるりと回るように回廊がある。
住居の内装も素晴らしくとても情緒がある風情。部屋からの風景もまたひとつの宇宙のように神秘的ですらある。
高さ6.5mの冠雲峰と名付けられた太湖石の奇石は、この留園のランドマークのよう、その異様なただずまいは観光客の目を釘付けにする。ここの他にも太湖石による築山が。
琴や胡弓の調べが園内に流れて、優雅な気持ちにされてくれる、ただ・・写真じゃ分かり難いんだけど。観光客でもの凄い混雑。回廊が狭いんで、すれ違うのも山手線の朝のラッシュアワーと同じかそれ以上。暑さでみんな汗だらけ、それがギュウギュウ詰めになる所もあった。
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