お盆休みの激安パックツアー!上海・蘇州・杭州4日間も。3日目(2)新天地・上海博物館
新天地の中にある、中国共産党第一次全国大会が開催された場所。この場所から新天地は始まっている。今や上海の観光地として欠かせない存在になった新天地は、1920年代に建てられたモダンな雰囲気の石庫門住宅を修復し、旧フランス租界の街並を再現。
中欧折衷で、石門・高い壁、そしてグレーとオレンジの煉瓦で作られた70~80年前の共同住宅地「石庫門」。急速な都市開発で消えていく路地の風景を保存するために、ここを改装して2001年に出来たレトロでモダンな新しい観光スポットだそう。
新天地の中に一歩足を踏み入れると、まるでバック・トゥ・ザ・フューチャーのようにタイムスリップしてしまったかのよう。そこに広がる風景は20世紀初頭の上海。そしてお洒落なお店やレストランがずらりと並び、それを楽しむ西洋人たちで賑わう。
上海博物館。ここは無料開放のためか、入場するのに行列になっている。炎天下の行列は少々キツイ。中にはいると空港並みのセキュリティーチェックがあった。入り口前には動物像が並んでいるが、これらは300を超える漢時代の石・青銅像から選ばれたレプリカが並ぶ。
上海博物館のメインは青銅器だそうだ。その他にも書画・磁器陶器等も数多く展示されているが、青銅器の収集・所蔵、その価値は他を圧倒するそうだ。ツアーの限られた時間では、全部見きれないほどの展示点数で国宝級のモノもある。
全館4階までのフロアーが全体に統一された印象なのは、展示物が清代以前に限定しているようで、コンセプトが明確だからだろう。紀元前の貴重品も間近に観られて、写真も撮れるのでとってもありがたい。いずれも時代を超えて語りかけてくる作品に、息を呑んで目を奪われるばかり。
博物館見学を終え、出口を出るとそこは人民広場が目の前に。緑豊かな広場の周りには高層ビル群が建ち並ぶ。時間は既に午後4時になる時間。市民はここに集まり子ども達は噴水の周辺で遊ぶ。光穏やかな室内での美術品を鑑賞した後だけに、目の前に広がる広場は、一層開放感を感じた。
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