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2009年11月21日 (土)

名盤の旅~劣悪な環境で誕生、バンド・オン・ザ・ラン/ポール・マッカートニー&ウイングス

ビートルズ解散後、ポール・マッカートニーはソロ、ウイングスと音楽活動を続けていたものの、「ビートルズを解散させた男」としてのイメージが先行したのか、良い作品を出しても評価を受けることがなかったようだ。『アナザー・デイ』なんか大好きなのに評論家には酷評だったのが不思議だった。

それでも『マイ・ラブ』なんて美しいラブソングを出して、メロディーメーカー、ポールの才能を見せつけたあと、期待たっぷりの中でリリースされたアルバムがこれ。

ナイジェリア・ラゴスでのレコーディング前にメンバー2人がポールとぶつかって脱退、ポールとリンダ・マッカートニー、デニー・レインの3名でおんぼろスタジオでレコーディングするはめになった。それだけではない、さらにいくつものデモテープが武装した一団に盗まれたあととなっては出来上がってくるアルバムもモチベーションもなくなってしまった作品になるところだった。

しかしポールは常人ではなかった。まさに一番輝いてた時期のポールの真骨頂発揮をした。表題曲『バンド・オン・ザ・ラン』からいきなりの名曲、収録された楽曲はメロディアスであり、ポップであり、名曲が揃った。さらにポールは1人で様々な楽器を演奏し、ドラムも叩いている(なんでもザ・フーの名?ドラマー キース・ムーンも絶賛)。発表当時、まだいがみ合っていたジョン・レノンからも絶賛されたという話もある。

当時、日本盤とアメリカ盤とは収録楽曲が異なり(日本でシングルで大ヒットした『愛しのヘレン』が日本盤になぜか収録されなかった)、輸入盤が羨ましかったのを覚えている。

ライブでも、バンド・オン・ザ・ラン、ジェット、レット・ミー・ロール・イットといった名曲を好んで演奏している。今から36年も昔のアルバムだけどいまだ色あせない名盤であることは間違えない。

ドライブイン・ジャパン2002 ライブレポート

バンド・オン・ザ・ラン/ポール・マッカートニー&ウイングス

Bandontherun1 1. バンド・オン・ザ・ラン 
2. ジェット 
3. ブルーバード 
4. ミセス・ヴァンデビルト 
5. レット・ミー・ロール・イット 
6. マムニア 
7. ノー・ワーズ 
8. ピカソの遺言 
9. 西暦1985年 

1973年12月7日発表

 

 

Paul Mccartney & Wings "Jet" 1976

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NO.01532 ポール・マッカートニー&ウイングス5枚目のオリジナル・アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』(1973年) 3日連続で、ポール・マッカートニーをお贈りしています。 今日はポールの“最高傑作”として、名盤の呼び声高いこのアルバムです。 ポ....... [続きを読む]

受信: 2010年9月 3日 (金) 09時51分

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