日本の会社はどこかしらブラックなのかも。「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
高校時代にその真面目で大人しい性格から苛めに遭い、引きこもって高校も卒業できないままにニート生活を送っていた大根田真男ことマ男くん(小池徹平)が母の死を境に一念発起から不況の中どうにか就職できたものの、その会社は就業内容がメチャクチャな〝いわゆるブラック会社〟だったのだ。
出社当日から阿部リーダー(品川祐)からの厳しい叱責や仕事の丸投げ使いっ走りさせられ、クセのある個性ばかりの同僚社員に囲まれて必死になって仕事に取り組むマ男。唯一の理解者で頼れる先輩藤田(田辺誠一)にも助けられて仕事の実績を残し、あるプロジェクトのリーダーを任せられることに。
原作は2チャンネルの書き込みからだそうです。どこか自分の会社でもありそうな出来事、そしていそうな社員を面白おかしく誇張しながら笑いを誘い、観る者に『ありそ~』といった共感もさせてくれます。品川演じる阿部リーダーの『バ~カ』にむかつき、井出くんのうざさにいらついてしまい・・。
必死に取り組むマ男にいつのまにか『がんばれ!』とエールを送っていました。こんなにがんばり屋ならそもそもニートにならなかったんじゃ?ってつっこみたくなる疑問も持ちながら、小池徹平くんの持ち味からか、最後はとっても爽やかな感動受けました。これは予想していた以上に楽しめる映画でした!
「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
7.5点★★★★
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