意外な穴場、渋温泉湯巡りと小布施街歩き6(地獄谷野猿公苑編)
二日目。今日はこの渋温泉から車で10分くらいのところにある地獄谷へ行くことにしました。宿のご主人に行き方を訊いたら、「いやぁ、冬の間は、地獄谷への道は閉鎖しているっすよ。」「え?行けないんですか?」「いけないわけじゃないんですけど。別の道があって、そこからだと歩くんです」
ご主人に訊いた上林温泉ルートでいくことにしました。上林のところで車をとめて細い山道を25分ほど歩いていきます。舗装もない、人が行き違うと一杯になりそうな、そんな山道をてくてくと歩いていきます。静かな山道も徐々に渓流の音が響いてきました。横湯川に沿って山道を奥へと進んでいきます。
たぶん30分は歩いたんじゃないかと思います。やっとのことで、ひなびた湯治場風の一軒家が見えてきました。地獄谷温泉の後楽館です。間欠泉が空高く吹き上げています。野猿公苑はこの後楽館の脇を通って登っていきます。もうすぐ!
野猿公苑が近づくと、公苑内に入る前からもう猿たちがあちらこちらで現れて出迎えてくれます。伊豆の波勝崎の猿も見たことがありますが、あちらは悪さをする猿が多いのに、この地獄谷の猿はちょっかいを出してきません。とっても紳士淑女で、訪れる人間に対して無頓着なニホンザルくんたちです。
奥に行くと湧き出る温泉があります。白く硫黄臭のある温泉にはたくさんの湯の花が浮かんでいます。そこで何匹かのお猿さんが入浴中。今日はとっても寒いし、サルも暖まりたいんだと思いますが、その表情がとっても可愛らしく豊かですね。(続く)
地獄谷野猿公苑
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏6845番地
電話 0269-33-4379
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