カテゴリー「2009年に観た映画」の76件の記事

2009年12月19日 (土)

2009年に観た映画、マイセルフベスト・・・(邦画編)

2009年に観た邦画は31本。洋画より少ないなぁ。でも感覚的には邦画の方が、豊作だったような気もします(自分にとっては・・ね!)
では早速!

1.ジェネラル・ルージュの凱旋
  これはミステリーではなく紅の人間ドラマ!
2.K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝
  架空帝都を舞台に繰り広げられるヒーロー伝説
3.風が強く吹いている
  速く走ることから強く走ることへ変わるとき
4.南極料理人
  「西村君どうしよう、なんか楽しいよ」
5.ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
  日本の会社はどこかしらブラックなのかも。
6.悪夢のエレベーター
  予測できない展開は異色のミステリーの傑作
7.カイジ 人生逆転ゲーム
  今生きてる!喉がヒリつく程の緊迫感が凄い
8.ハゲタカ
  天才二人のTOB駆け引きに息を呑む、そのクールさと脆さ
9.沈まぬ太陽
  世界で最も危険な動物達による愚かな悲劇
10.劔岳 点の記
  ブレない本物のプロが圧倒的大自然に挑む

ジェネラル・ルージュは圧巻でした。K-20はけっこう周りの人に薦めたんですが、あまり興味を示さなかったみたいで・・。風が強く吹いてるは感動しました!

11.禅 ZEN 春は花、夏不如帰、秋は月、冬雪さえてすずしかりける
12.誰も守ってくれない 現代への警鐘として受け止めたい。
13.真夏のオリオン 稀代の戦術家、二人の艦長をオリオンが導いたもの
14.ペンギンが空をとぶ~旭山動物園物語 誰もが夢を持てる言葉を目標に
15.感染列島 「今日、きみはりんごの木を植える」
16.ROOKIES -卒業- くさいセリフもその想いの熱さで心に響く
17.大洗にも星はふるなり 俺たち(の妄想)に明日はない。
18.ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~ 男の弱さと女の強さ、太宰の世界
19.プール プールサイドに人は集い、願い、交わる。
20.少年メリケンサック みんなパンクロックが好きだ~

この辺りのランキングってあまり意味無いのかも。比較しにくい映画が揃っていて、順位がどこがどう変わっても甲乙つけがたい感じです。

21.アマルフィ 女神の報酬/ サラの歌声は暖かく哀しい。
22.ヤッターマン/ ♪ポチっとね、お色気も良い感じです
23.火天の城/ 不器用ならばこそ明日のために磨く職人の魂
24.鴨川ホルモー/ 京の街を舞台に学生サークルのおバカな闘い
25.曲がれ!スプーン/ このスプーンを曲げるのは信じる心かも。
26.20世紀少年<最終章> ぼくらの旗/過去より未来への10分を。
27.20世紀少年<第2章> 最後の希望/「2015ともだちランド」
28.特命係長 只野仁 最後の劇場版/男のプライド渋く?
29.MW-ムウ-/ 美しきダークヒーロー、玉木の熱演光るけど・・
30.ヘブンズ・ドア/勝人の目指した海、春海に見せたかった海

20世紀少年はこうしてみると自身ではあまり評価していなかったんだ、とあらためて感じました。火天の城は途中の木探しや最後の忍者?とかすっきりと創ると相当面白かったんで残念!ヤッターマンも悪くないですよ。

残念だったのが、『余命』です・・。
ということで。
また2010年はどんなステキな映画に出逢えるんでしょうか。楽しみ♪

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2009年12月18日 (金)

2009年に観た映画、マイセルフベスト・・・(洋画編)

もうすっかり年末です・・ということで昨年同様に今年観た映画のセルフランキングです。まぁ勝手なランキングですのであまり気にせずに・・。洋画は今年は39本観ました。(リバイバル上映のぞく)
ということで、ベスト30です!

1.グラン・トリノ
  気難しい男の肖像の余韻深く刻まれ
2.ナイト ミュージアム2
  時代を超えた英雄達のずれた活躍を楽しめ!
3.3時10分、決断のとき
  男同士の誇りと生き様をぶつけた感動の傑作
4.マイケル・ジャクソン THIS IS IT
  実現しなかった夢が今この映像で輝きを放つ。
5.スタートレック
  美しい圧巻、新たな宇宙伝説に『長寿と繁栄を』
6.スラムドッグ$ミリオネア
  インドのスラムを疾走するスリルと感動!
7.マルタのやさしい刺繍
  おばあちゃまのすてきな夢叶います
8.チョコレート・ファイター
  息を呑む本物の最強少女、華麗な技に酔え!
9.愛を読むひと
  贖罪と愛情の狭間で共に苦渋の道を歩く
10.カールじいさんの空飛ぶ家
  想い出の家と共に旅立ち新しい冒険に生きる

グラン・トリノは良かった~。最後のエンドロールまで傑作です。ナイトミュージアム2は予想外に面白かったです。そして3時10分はもっと多くの映画館で上映して欲しい傑作でした。マイケル、フォーエバー!

11.ターミネーター4  壮烈なそして暗澹たる人間VS機械の未来戦争
12.
サブウェイ123 激突  カウントダウンのたびに息止まり手に汗滲む
13.2012  世界が目の前で崩れていくその圧倒的臨場感
14.
G.Iジョー  加速装置の闘いは頭を使わず感性で観ろ
15.
ボルト  旅の道連れ3匹の珍道中に心温まる感動
16.
ウルヴァリンX-MEN ZERO  魅入る強さの裏にその名の由来の悲話
17.HACHI 約束の犬  待つことの不安、その先にある喜びと幸せ
18.
天使と悪魔  「宗教と科学」どちらも人間の生み出した英知の筈なのに。
19.
サンシャイン・クリーニング  私は強い。私はパワフル。私は勝者 
20.
007/慰めの報酬  最速のアクション連続こそボンドの魅力

サブウェイ123は手に汗握る傑作でした。あの最後の??がなければ。HACHIの自己評価が微妙で、あのリチャード・ギアの「はぁちぃ~」がずっと耳に残って。あの「はぁちぃ~」だけでベスト3に入れたいくらい・・。

21.96時間 /いざ頼りになる父親の強さが詰まってます。
22.モンスターVSエイリアン 
/作り手のシャレがあちらこちらに。
23.ノウイング 
/未来に誰かの書いた筋書きがあったとしたら
24.トランスフォーマー/リベンジ 
/合金生命体達の凄速・激烈バトル
25.ワイルド・スピード MAX 
/スピードと油の匂いとラップの世界
26.レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
もう一つの三国志
27.マンマ・ミーア!
/♪うちら陽気なかしまし娘~女三人寄ぉったら~
28.ワールド・オブ・ライズ 
/ヒリヒリする程の命の取り合い情報
29.マーシャル博士の恐竜ランド
/とにかく笑えます
30.ワルキューレ 
/祖国ドイツを愛した将校に微笑む闘いの女神

ちなみに。
私のずっこけランキング3は、コレ。

DRAGONBALL EVOLUTION
地球が静止した日
レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

色々とご意見もあるでしょうが、皆さんのランキングも教えて下さいね♪
(明日は邦画編です・・)

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2009年12月15日 (火)

想い出の家と共に旅立ち新しい冒険に生きる「カールじいさんの空飛ぶ家」

Karl5 冒険好きなエリーと結ばれたカールは、二人でいつしかパラダイスの滝に行こうと思い描いていたが、妻エリーは先立ってしまった。一人残ったカールは、妻と過ごした想い出いっぱいのその家も周辺土地開発で立ち退き要求を受けている。孤立するカールの苛立ちは、ついにある不測の事件を起こしてしまう。

Karl1 追い詰められ絶望するカールだったが、動物園の風船売りだったカールは2万近い風船を家に取り付け、妻と過ごしたその家ごと大空高く旅立っていった。目指すは、エリーから子供の時に「連れてって」と約束を交わしたパラダイスの滝。そこに家を建てるんだ。今こそ妻との約束を果たす旅が始まった。

Karl2 今年の春に観たグラン・トリノピクサーが創ったらこうなったという作品。偏屈な爺さんと鈍くさいけど一生懸命な少年の組み合わせ。爺さんを手伝うことから二人の関係は変化していく。邦題は『カールじいさんの空飛ぶ家』と長いが、原題は『UP』とこれは逆に短い。しかしだからこそ原題の意味は深い。

Karl3 妻との約束の旅に出たカールは、いつしか新しい冒険に入っていたことに気づいていく。歳をとったからと想い出の中で生きてチャダメだ!原題『UP』はそんなカールへ「過去を捨て上に昇っていけ!」と告げている。最初は歩くのも辛そうなカールだけど後半は飛行船でランボーばりの動きを見せるのはご愛敬。

Karl6 初めて3D映画というのを体験。東京DLで短い3D映像を経験済みではあるけど、映画という長さはどうなの? で、あの3Dメガネの違和感(メガネかけてるんでWメガネ)はあったけど、我慢のできるものだった。あまりどぎつい3Dだと疲れちゃったろうけど、あのくらいの立体感は楽しく観ることが出来ました。

「カールじいさんの空飛ぶ家」 7.5点 ★★★☆

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2009年11月28日 (土)

日本の会社はどこかしらブラックなのかも。「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」

333683view014_2 高校時代にその真面目で大人しい性格から苛めに遭い、引きこもって高校も卒業できないままにニート生活を送っていた大根田真男ことマ男くん(小池徹平)が母の死を境に一念発起から不況の中どうにか就職できたものの、その会社は就業内容がメチャクチャな〝いわゆるブラック会社〟だったのだ。

333683view011 出社当日から阿部リーダー品川祐)からの厳しい叱責や仕事の丸投げ使いっ走りさせられ、クセのある個性ばかりの同僚社員に囲まれて必死になって仕事に取り組むマ男。唯一の理解者で頼れる先輩藤田田辺誠一)にも助けられて仕事の実績を残し、あるプロジェクトのリーダーを任せられることに。

333683view006_2 原作は2チャンネルの書き込みからだそうです。どこか自分の会社でもありそうな出来事、そしていそうな社員を面白おかしく誇張しながら笑いを誘い、観る者に『ありそ~』といった共感もさせてくれます。品川演じる阿部リーダーの『バ~カ』にむかつき、井出くんのうざさにいらついてしまい・・。

333683view013 必死に取り組むマ男にいつのまにか『がんばれ!』とエールを送っていました。こんなにがんばり屋ならそもそもニートにならなかったんじゃ?ってつっこみたくなる疑問も持ちながら、小池徹平くんの持ち味からか、最後はとっても爽やかな感動受けました。これは予想していた以上に楽しめる映画でした!

 
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
 7.5点★★★★

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2009年11月27日 (金)

世界が目の前で崩れていくその圧倒的臨場感「2012」

332430view015 2009年、エイドリアン博士は友人でインドで研究中の博士から〝ある異変〟を伝えられる。太陽の巨大なフレア爆発による大量のニュートリノが地球へ降り注ぎ、異変が起こっていた。そこから想定される最悪のシナリオに驚愕したエイドリアン博士は大統領首席補佐官を通して大統領に〝最悪の事実〟を伝えた。

332430view009 その頃、売れない作家で今やリムジン運転手となってるジャクソンが、離婚した妻が引き取った子どもたちとの微妙な旅行へと出かけた。ところが、キャンプ場で目にした異変に気づき、そして変わり者のDJチャーリーから、この地球が滅亡に向かっているとを教えられる。が、すでに天災は起こり始めていた。

2012_main_large2_2 この2つの人間ドラマを交錯させながら、圧倒的な迫力ある映像が途切れることなく続いていく、地割れ、噴火、大地震、津波、洪水の数々。大都会が崩壊し、大自然がその姿を失っていく。想像を絶するその映像に息を呑み、そして身体に力が入ったまま映像を魅入っていく。いつまでもドキドキ感が抜けない。

Sub1_large2 とにかく迫力ある映像、これは映画館で観る映画です。崩壊するビル、そこのフロアには逃げまどう人の姿まで丁寧にCGでつくられていて、ついついそちらにも目がいってしまう。ただ、9.11テロの時にみた高層ビルの崩壊が下から崩れていくのに、映画じゃ横に倒れるビルが多いのが違和感あったです。

332430view0072 ジェットコースターのように休む間もなく次から次へと災害とトラブル、危機が襲いかかってきて本当に疲れる映画です。観る者に『これって変じゃないの?』ってつっこむ暇も与えぬかのように。助け合うヒューマンドラマでありながらも、宗教っぽい終焉と若干白人ご都合主義が見えてきてしまうのが残念でした。

 
2012」  7点 ★★★☆

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2009年11月23日 (月)

このスプーンを曲げるのは信じる心かも。「曲がれ!スプーン」

334095view003 超常現象バラエティー番組「あすなろサイキック」のAD桜井ヨネ長澤まさみ)は子供の頃からいまだに超常現象を信じている。最近の番組の指向に疑問を持ち始めたヨネに、ディレクターから「視聴者投稿の情報を元に日本全国行脚して取材をしてこい」との企画特命が言い渡される。334095view001

しかしへっちゃら男とか有名人願望でインチキまがいの自称超能力者ばかりに少々疲れとあきらめが。ディレクターからも『帰ってこい!』との連絡が。クリスマス・ムード流れるヨネが訪れたのが、ある男と会う約束の『カフェ・ド・念力』。ところがここであるパーティーが行われていたのだった・・。

334095view004 はたして本当にエスパーはいるのか。世の超常現象騒動をコミカルに、そしてハートフルな世界を描いた舞台型シネマ。それぞれのおとぼけぶりと勘違い、すれ違いが可笑しい。長澤まさみくん以外はあまり知られていない役者さんがメインで、それを友情出演の役者がフォローするといった感じです。

Mgs_ma10_large エスパーの能力の活かし方も小市民的でせこくもあって苦笑もの。最後のヨネのセリフ(心の言葉?)はドキッとしてそして暖かくもありました。ただ、にやりとする場面は多かったけど声を出して笑う程のインパクトがなかったのが残念。どこか寓話のようなお話。五重塔の見える風景が印象的でした。
 

曲がれ!スプーン」 6.5点 ★★★

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2009年11月16日 (月)

速く走ることから強く走ることへ変わるとき「風が強く吹いている」

334147view010 ある日、大学の先輩ハイジ小出恵介)に声かけられ、格安のオンボロアパート「竹青荘」(通称アオタケ)に入居することになったカケル林遣都)。個性豊かなアパート住人たちは全て大学の先輩・同級生。そしてカケルの歓迎会の場でハイジが10人の住人全員の前で宣言をする。「箱根に行こう!

334147view015 「竹青荘」は実は陸上競技部だったのだ。カケルの走る才能を知って勧誘したハイジは全員の世話をしながら10人集まるのを何年も待ち続けたのだ。それでも1年もない期間で予選突破しなければ箱根駅伝なんて夢の夢。しかしそれぞれの個性派揃いの住人も意外な才能を見せていく。そして一歩ずつ・・。

334147view005_2 かつてはエリートランナーだったが致命的な故障をしたハイジと孤高の天才ランナーカケルを中心に、素人ながらも異才を見せる8人の仲間が箱根駅伝の出場を目指すスポーツサクセスストーリー。リーダーであるハイジのひたむきな箱根駅伝への情熱が、全員の気持ちを熱く動かしていく。

334147view008 ハイジ役の小出くんの演技が光る。包み込むような暖かさと仲間への信頼と情熱が自然と伝わってくる。オチコボレそうになる仲間に「君の代わりはいない、君が変わるんだ」と語る言葉が印象的だった。そしてカケル役の林くんの走る姿の美しさ。ホントに速いと思わせるそのフォーム。

334147view001 過労で倒れたハイジがベッドからカケルに問いかける。
長距離選手に対する一番のほめ言葉は何か分かるか
・・速い
俺は『強い』だと思う

 

ユキ森廉)が復路の坂道を疾走、後方ながらもその集団からグングンと飛ばして抜け出たその時呟く。(これがカケルが体感している世界だ。カケル、おまえはずいぶん、さびしい場所にいるんだね。)

普段は殆ど箱根駅伝をTVで見ていない自分だけど、きっと来年の正月、箱根駅伝をテレビで観ればこの映画で心揺さぶられたことを想い出すだろう。
佳作!観る時はハンカチを忘れずに。

風が強く吹いている」 8点 ★★★★

Kazegatuyoku

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2009年11月 9日 (月)

俺たち(の妄想)に明日はない。「大洗にも星はふるなり」

333723view004 茨城、大洗海岸にある海の家のオーナー、バイト達がクリスマス・イブにある手紙を受け取って集まってくる。その手紙の主は、アルバイト仲間だったマドンナ的存在のえりこ。彼女から「会いたい」というメッセージを受け取ったナルシストなストーカー男はじめ、サメオタク、それにオーナーも・・・

333723view006 集められた5人?の男達、えりこの真意は何か。我こそはえりこの本命だと、楽しかったえりことのひと夏の想い出を語る男達・・。しかしそこに敏腕弁護士が登場する。冬になっても撤去しないこの海の家を撤去させるべく偶然やってきたその弁護士がいきなり彼らの『想い出』をばっさりと切り捨て出す。

333723view005 真冬の大洗海岸に残った海の家で、本人不在のままにマドンナ争奪戦が繰り広げられる。『いかに自分がえりこと親密=本命であったか』そのエピソードを自慢気に語るそばから、弁護士が冷静な分析と鋭いつっこみをいれる。脆くも崩れ落ちていく男達の現実と妄想のギャップが笑いを誘うのだ。

Sub4_large 小劇場の密室劇的な雰囲気からキサラギと比較されそうだけど・・これはこれでアリだと思う。オープニングから引きこまれ出だしのつかみはOK。弁護士のつっこみとそれに対する男達の動揺が面白い。男ってつくづく妄想の生き物なンだなって悲しくも可笑しい。テーマ主題歌も耳に残る心地よさが良かった。
序盤から中盤までは面白い!ただ後半から終わりにかけてパワーダウンしたのが残念だっだです。あのペースで最後まで来れば8点だなぁ。

大洗にも星はふるなり」★★★☆ 7点

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2009年11月 5日 (木)

実現しなかった夢が今この映像で輝きを放つ。「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

334766view005 King Of POP 巨星堕つ。
2009年6月。訃報が世界を駆けめぐった。ロンドン公演を1ヶ月後に控えたある朝に彼は逝った。死の数日前まで行われていたコンサート・リハーサルを収録したドキュメンタリー映画。わずか2週間のみの公開だそう。

334766view006 ステージの他にも色々と世間を賑わしていたマイケル・ジャクソンだったが、この映画を観て、改めて彼のエンターテナーとしての一流だったことを確認した。ステージと唄とダンスにかけるその熱意とこだわり、それを裏付ける高い才能、それが凝縮されてスクリーンから溢れてくるかのよう。

334766view003 スクリーンから映し出されるステージ風景、映像はあたかもコンサートホールにいるようなリアリティーがあった。目の前でマイケルが踊り唄う。時に激しく、時に優しく。TVでは観ることが出来ない彼のステージへの想いが伝わり、スタッフとのやりとりに感動を覚えた。

334766view008 スリラーでMTV時代に新しい幕を拓き、確固たる地位にいながらも、ゴシップ報道に悩まされ彼の本質と違う部分で批判を浴び続けていた、そんな「彼が彼であるための場所」を映し出したこの映像は妥協を許さない「本物」であった彼を証明するかのように輝いていた。コンサートは実現しなかったが、この映画で夢を多くの人に伝えられたと思う。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT」 ★★★★ 8点

Thisisit

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2009年11月 3日 (火)

世界で最も危険な動物達による愚かな悲劇「沈まぬ太陽」

333831view003 国民航空の労働組合委員長・恩地渡辺謙)はその熱意ある行動力で経営陣と渡り合い、その結果、左遷とも言える海外勤務となった。2年という約束も自己の信念を曲げない性格が経営陣に疎まれ10年孤近い間、パキスタン、イラン、ケニアと過酷な海外生活の境遇に。そして帰国復帰したその矢先・・。

333831view006 御巣鷹山へのジャンボ機墜落事故発生。未曾有の事故への対応に奔走する彼の目には数多くの悲劇が・・。遺族達への真摯な対応をしようとする恩地は、経営陣への憤りを感じていた。そんな中、会社組織の建て直しを図るべく首相要請で就任した国見新会長石坂浩二)に頼まれ、ともに闘うことに。

333831view002 映画後半のブロンクス動物園の話が印象的だった。それは動物園の中にある鏡。そこに写るのは鉄格子に閉じ込められた自分自身の姿。そして檻にはこう書かれている。「世界で最も危険な動物」と。自分自身の姿がそこに映っているのを見つめる恩地の表情がとても切なく厳しくそして寂しげだった。

333831view005 常に自分の生き方、自分の正義を押し通す恩地。上に登り詰めようとするかつての労組同志、行天三浦友和)。二人の生き様を対比させながら話は進む。大きな組織故に、会社を食い物にした人たちの腐敗ぶりに憤りはどこにぶつけたらいいのか、なんとも行く宛のないやるせなさが観た後、残った。

Smt_sb4_large 山崎豊子が長年調べ書き上げた長編小説の映画化は、3時間を超える超大作となったが、原作を読んでいないのでどこまで描ききったのかは分からない。凝縮しポイントを相当絞ったと思われるが、よくまとめたと思う。リアリティあった事故機内と遺族面会の再現が心に残る。エンディングの曲も秀逸だった。

沈まぬ太陽」 ★★★★ 7.5点

Shizumanu

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