冬の赤城山、ひなびた秘湯1(御宿総本家)
冬の赤城山の秘湯へと出かけました。目的の赤城温泉は宿4軒とこぢんまりとしたひなびた温泉地、前橋・高崎市街地からは車で40~50分の距離です。冷え込んだ年の瀬、赤城温泉は粉雪混じりでうっすらと地面には積雪が。路面も白く凍結し、ツルツルと滑りそうになりながら最初の御宿総本家へ向かいます。
御宿総本家は、宿もホームページとかでも案内しているようにDoCoMo以外は携帯圏外で、山中のため宿内も虫の飛来する、そして周辺にはお店はモチロン民家もありません。滑らぬように足元を気をつけながら玄関を入ると玄関以上にアンティークでクラシカルな空間が。
日帰り入浴に来たんですけど・・とフロントの女将さんに話すと、年の瀬だから露天は入れない(宿泊客の貸切予約が入っている)と言われましたが、内湯だけに入ることに。ただ露天もまだ誰も入っていないそうなので、写真だけ撮らせてもらいました。展望抜群の混浴は脱衣所も男女共同で簡易なものでした。
さて。内湯は男女別でこじんまりとした6人も入ったらいっぱいの岩風呂。入口に張り紙で「この温泉は50年前に降った雨が現在温泉として湧き出してきています(トリチウム検査による)」と書かれています。湯の色は酸化して緑がかった茶褐色になっていますが、もちろん源泉100%掛け流しの温泉です。
外が寒いこともあって、浴室内は湯けむりでいっぱい。窓の外は粉雪から少し横殴りに吹雪き始めました。岩風呂もごつごつ感だけなく、泉質の影響で石灰華が出来ています。カルシウム不足を補えるだけではなくたくさんの効能がある温泉です。こういう湯にじっくりと浸かるのがいいんでしょうね。(つづく)
赤城温泉 御宿 総本家
住所 群馬県前橋市苗ケ島町2034
電話 027-283-3012 / FAX 027-283-3198
泉温 43.5度
泉質 カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩温泉
| 固定リンク
最近のコメント