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2010年2月10日 (水)

美しく感動的な映像の裏に潜む仏国の恐さ。「オーシャンズ」

334978view001 世界の海をまたにかけて4年の歳月と70億円の制作費を投じて作り得た素晴らしい映像の世界。いまだ解明できない海の中で生きている生物たちの営みの一部が、迫力ある大画面で映し出されます。イルカに追われたイワシの大群をさらに海鳥たちが空から猛スピードで一直線に捕獲するシーンは衝撃的でした。

334978view002 海の中での闘いや捕獲のシーンも、ゆったりと流れているシーンも、夜に魚たちが休んでいる間に起こってるシーンも・・。それら全てが今日も海は生きてるということを観ているものに与え、感動させてくれます。海の生き物たちの表情が大画面に映し出され、とっても親しみ深いものに思えてきます。

334978view003 しかしその反面、映像はフランス流の色づけがされています。以前、愛知万博のフランス館の展示映像でも観た印象です。魚の捕獲をしている漁師の姿、フカのヒレを切り取って海に投げ捨てている残酷なシーン。これらには日本を含め、アジアへの批判が折り込まれすり込まれていきます。

334978view004なんでもヒレを切られたフカ?の映像、あれはロボットだそうで、完全にイメージ作りです。 フランスという軍事大国は、1995年に世界の反対と批判を受けながらも美しい自然の南太平洋のモルロア環礁で核実験をしました。大使館は言ったそうです。「フランスで実験すると人が住んでいるけど、ここであれば誰もいない!!

334978view005 人もそうですし、美しいサンゴ礁を核の実験で破壊し、南太平洋を放射能汚染の危険に晒したフランス。時代遅れの植民地をまだ手放さないフランスが流すこれらのメッセージは矛盾で滑稽ですら思えてしまうのです。乱獲は善悪はともあれまだ必要だからしてる。核実験はもはや破壊のみ。

M0000000544_sub4_large 恐いのは500円という価格に誘われ、一方通行なメッセージを植え付けられる子ども達。我々海洋の民としては、漁師=悪人という印象だけは子供たちに持って欲しくないと願うばかりです。美しい映像の中で、ファッションと美食の大国フランスは、先進国として心の身なりも美しくあって欲しいと心から願いました。
(きつい表現になっちゃいましたね・・)

もし観た人がいたら、エンドロールで流れる「シーシェパード」のクレジットに嫌悪感をもった人も多いのではないでしょうか?シーシェパードは、環境保護を名目に、不法に捕鯨船を沈没させたり、爆薬を仕掛けたり、船に発泡するテロ集団と認定されている、どくろマークを旗にした組織。そしてこの映画の収益の一部はシーシェパードの元へ、彼らのテロ活動の補助金としていくのだろうか。とても怖い話だ。

オーシャンズ (あえて点数は付けません)
Oceans_1_1b

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