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2010年5月26日 (水)

大量破壊兵器は占領下にはなく侵略国にある事実「グリーンゾーン」

336109view005 イラクに駐留し、イラク戦争の目的である大量破壊兵器を見つけ出すという極秘任務に就いたロイ・ミラーマット・デイモン)。彼の率いるMET隊は、兵器の隠された倉庫の情報のもと出動したが、銃撃戦の後倉庫を捜索した結果、そこは何もないただの廃工場だった。作戦の失敗はこれで3度目だ。

336109view007情報元が間違っているんじゃないか?」ミラーは上官にあたる国防総省高官 バウンドストーンに食い下がるが、情報元は正しいと突っぱねられる。納得できないまま次の作戦の途上、足の不自由なイラク人フレディに出逢う。彼の情報提供をきっかけに、触れてはいけない真相への糸口が徐々に繋がっていく。

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336109view009 グリーン・ゾーンとは、連合国暫定当局があったバグダード市内10km周辺の安全地帯のことだそうだ。そのアメリカ連合軍占領下で、「マゼラン」という謎の情報で捜索が続けられる「大量破壊兵器」。ノンフィクションながら事実と思えるほどのリアリティあるミステリー映画。これは戦争アクション映画ではない。

336109view010 アメリカが起こしたイラク戦争。戦争の大義名分であった「大量破壊兵器」は、歴史的事実として存在しなかった。イラク破壊と占領を正当化すべく、アメリカは無いと知った後も、更なる必要のない殺戮と破壊を続けた。この映画をよくぞあのアメリカが作ったと思ったら、米国内で支持したのは約半分だそう。

336109view002 事実を追求しようとする主人公ロイミラーも、イラク人を殺害し、そして町を壊し続けた一人。町を蹂躙した一人なのだ。アメリカ人はプールと美味しい食事の中で都市占領とイラク人を銃で監視する。イラク人は水もろくに飲めない。ロイを手伝うフレディの熱い思いこそ正しい。
自分の国は自分たちでやるんだ

大量破壊兵器は武器という形ではなく、イラクを占領し、多くの人を殺し、街を破壊し続けているアメリカ人の心の中にあるということをアメリカ人自身がまず知ってもらいたい。

グリーンゾーン 7.5点★★★★

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» 偽りに支配された安全地帯~グリーンゾーン~ [日々を奏でる]
映画「グリーンゾーン」を観ました。イラク戦争開戦から4週間が経った。ロイ・ミラー(マット・デイモン)の属する部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務に就くが調査を重ねても痕跡さえ発見できず、情報に疑いを持ち始める。国防総省の動きに不信感... [続きを読む]

受信: 2010年6月 3日 (木) 12時00分

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