吾妻の自然と癒しを訪ねて(2)湯の平温泉 松泉閣
未舗装の、自然の木々に囲まれた空き地に書かれた「駐車場」の文字に誘われて車を停めると、その入口にあるインターフォンが目にとまります。「お願い」と書かれた掲示には「宿泊客・入浴客の方はこのインターホンでフロントに連絡下さい」と。そう、ここは駐車場から宿まで険しい山道を15分ほど歩くのです。
まさに山あいの村、六合村(今は町村合併し中之条町)。ここにある湯の平温泉 松泉閣は実は知らなかったのですが、ブログのお友達というと失礼か、温泉の先生ともいえるおじゃる☆さんのブログで教えて貰いました。その記事はここをクリックしてね。道の駅「六合」のすぐそばだとか。まずはそこを探します。
松泉閣へは吾妻渓谷から草津温泉方面にすすみ、途中 長野原でその車の足を右へ折れていきます。山深い里はかつては六合村(くにむら)と呼ばれていました。今は中之条町となっていますが、明治時代に草津村から分かれた6つの大字が合併して六合村となったといういわれがあります。という前説です。
ここで読み飽きちゃった人、ごめんなさい。ここがいかに田舎かを理解してもらっております。道の駅「六合」までいくと後は場所は簡単に見つかります。誰も入っていない露天風呂を満喫しようと、日帰り湯は10時~ですが、吾妻渓谷散策(だから散策じゃないってか)を早めに切り上げて来たわけで。時間はまだ朝9時半。
宿への途上、何ヶ所か休憩場所もあります(それ自体が考えると凄い・・)。駐車場から山を川まで下って赤い橋を渡ると今度は、宿を目指して山を登ります。ここで半分かな。この日は天気も良くて道も乾いてはいましたが、足元も悪い日は大変ですね。湧き出る源泉の影響か、川の水は美しいエメラルドグリーン。
厳しい上り坂を息を切らしながらどうにか登ると、宿が見えてきます。ここまで無駄に長い冗長な文章になってますが、これも辿り着くまでの距離感と苦労を文章の量で表現してみました。(え?いらんことするな?)フロントで日帰り温泉に来たと伝え、今度は露天風呂がある渓流までまたまた下りるわけでして・・。
まさにお風呂に辿り着くまで駐車場からゆっくり歩くと20分はかかるんじゃないかな。良い運動です。トレッキングじゃないので普通の靴で十分ですが、汗はしっかりとかいて、身体の方は入浴する準備は万全です(そのため?)。噂の露天風呂に到着するとまだ誰もいません。「らっきぃ」噂通りの自然満喫です。
ここは女性用の露天風呂の方が眺望が素晴らしいですね。目の前のエメラルド色の渓流と新緑の木々のコントラストが素晴らしい。泉質は無色透明で多少温泉臭があります。もちろん源泉掛け流しで加水加温なし。目の前の渓流を眺めながら、森林浴さながらの美味しい空気も満喫です。
こちらは男性用露天風呂。女性用が渓流に沿って横長なのに対し、男性用は縦長です。ちょっと眺望が悪いのは残念ですが、男湯の方が眺望が悪いってのは珍しいですね。普通は「見られちゃう」リスクも考慮してでしょうけど、なにせこの山奥ですから。ちなみに入浴している間は誰も来ることもなく貸切でした。
渓谷の反対側から松泉閣を眺める・・。次は、あの尻焼温泉です。
住所:群馬県吾妻郡中之条町
湯の平入山4043
電話:0279-95-3221
泉質:含食塩石膏硫化水素泉
風呂:露天風呂 男女各1
内湯 男女各1
日帰入浴時間:10:00~13:00
日帰入浴料金:500円
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