意外といいかも、伊香保の街ぶらり(2)温泉編(処々や)
伊香保と言えば温泉ですが、実は以前に温泉偽装問題(白骨温泉の入浴剤問題から発し、伊香保温泉、水上温泉で水道水を温泉と偽装)で、旅館経営者の対応も問題視され、かなり騒然としたことがありました。当時 伊香保には硫酸塩泉の源泉がありましたが、権利問題もあって源泉不足に悩まされてました。
今では一応、二つの源泉(硫酸塩泉:黄金の湯、メタけい酸単純泉:白銀の湯)がありますが、名湯と言われるのは黄金の湯、鉄分の多い褐色の湯の方です。これがなんと伊香保でも掛け流しの処がいくつかあると言うことで、ええ、言われるままについて行きました。 まずはお昼をということでそば処に寄ります。
処々や 蕎麦睦庵は、石段を登ったきった辺りにあります。伊香保焼きというたこ焼きを店頭で販売している蕎麦屋さんです。実はここ、黄金の湯が掛け流しで楽しめるところなのです。通常入浴料は500円なのですが、ここで食事をすると入浴料はなんと無料なんだそうです!(よく知ってんな、そんなこと・・)
店内にはいると愛想の良い対応で迎えてくれます。山菜天ぷら付そば1000円を注文し、お風呂のことも確認。「食事の後にお風呂に入りたいんですが」「いいですよ~、声かけてくださいね!」・・で、おそばの写真は今回なし(家人から食事中の写真禁止令が出ました)ですが、とっても美味しかったですよ。
で、撮りたい気持ちをうずうずさせながら落ち着かないながらも美味しく食事を終わり(ホント、おめぇ弱ぇな~)、お風呂をいただくことに。なんでもここは昔、かのうや旅館という伊香保の老舗旅館の建物だったそうで、その名残で源泉があるようです。お店の人に言うと案内してくれてなんと!貸切にしてくれます!
ま、小さいから貸切にしてくれるのでしょう、このレトロ感たっぷりのお風呂、そして源泉の泉質ですっかり変色した湯船、温泉好きじゃないと引きそうなお風呂ですが、濁り湯好き・秘湯好きな人には垂涎もののですね。小さな湯船の奥に木扉があって開けると源泉が勢いよく落ちていて、その奥は女湯に繋がってます。
男湯の奥になにやら怪しげな木の扉が・・その奥には叩きつけるよな水音が。
つまりここはこっから男女の湯に行き来できるよーになってるんです。これじゃ貸切じゃないとやばいんじゃないのって感じです。湯は鉄分の多い赤褐色のまさに黄金の湯、勢いよく放出される源泉は小さな湯船に収まりきらずに思いっきり掛け流しになっていました。伊香保の蕎麦屋侮れず!!(下の写真は女湯です)
女湯はこぢんまりとして3人も入ったらいっぱい。奥には男湯に通じる扉が・・。
伊香保温泉 処々や
住所:渋川市伊香保町伊香保591
電話:0279-72-2662
入浴料/500円
※但し昼食注文すると入浴は無料
泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素・塩化物泉
源泉掛け流し
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