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2010年8月18日 (水)

草津町の日帰り温泉「ベルツ温泉センター」が8月一杯で閉鎖に。

上州群馬を代表する温泉地、♪草津よいとこ~一度はおいで~と湯もみ唄(草津節)は一度は聴いたことがある人も多いと思う。日本で一、二を争う温泉地、草津温泉の象徴的ベルツ温泉センターは、ドイツの医師、ベルツ博士の名からとった。

Erwin_baelz ベルツ博士は「ベルツの日記」の中で明治初期の日本の様子を書き記したが、そこに草津温泉を評して、

草津には無比の温泉以外に、日本で最上の山の空気と、全く理想的な飲料水がある。 もしこんな土地がヨーロッパにあったとしたら、カルロヴィ・ヴァリ(チェコにある温泉)よりも賑わうことだろう」。

ベルツ博士は温泉療法についても深い見識をしめし、全国各地の温泉地でもその名を残しているが、博士は「蒙古斑」の名付け親でもあるそうだ。
(知らなかった(>_<))

  
そんなベルツ温泉センターが閉鎖になる。草津の観光の落ち込み、景気低迷ははかなりのものだが、まさにこれはその象徴的出来事。

ここ数年の日帰り温泉施設の競合激化も、またスキー客の減少も閉鎖に影響を与えている。日本の名湯と言われた草津温泉の斜陽は、温泉文化の在り方を考えることではないのかな。閉鎖後は、この施設を保育園にするようだけど、乱立する日帰り温泉ならその方が良いようにも思う。色々と考えさせられる出来事でした。

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