カテゴリー「音楽夜話■想い出のイカ天」の6件の記事

2010年3月 5日 (金)

イカ天を愛す~異能集団「たま」のさよなら人類

Tamaとっても意味深なタイトルと歌詞でイカ天チャンピオン二週目に挑戦した曲「さよなら人類」。イカ天最初の曲よりも明るくなったと審査員からは高評価(?)。そしてこの曲がたまの代表曲として、この曲を作った柳原くんがたまを脱退するまで歌い継がれていく。

当時のイカ天に出演していたバンドたちとは、かなり異質の存在だったが、楽曲のオリジナリティ、独特の風貌、そしてしっかりとした演奏力に裏打ちされたたまワールドが揺るぎないものになっていた。

グランドイカ天チャンピオンをかけた5週目のチャレンジャーがマルコシアス・バンプとなり、この全く違う世界のぶつかり合いは、イカ天史上の一番の盛り上がりと語り継がれているようだ(wikipedia参照)

その時の様子はここをクリック。

バンドブームも下火になりながらも、地道に活動を続けていていた。2003年に解散するも、2008年に「しょぼたま」として再結成(10年前の約束)。自分たちの作り出した音の世界を楽しんでいる、そんなたまです。

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2010年1月16日 (土)

イカ天を愛す~「全力で荒々しく駆け抜けたカリスマ ブランキー・ジェット・シティー」

イカ天でもっともロックしていたバンドだと思う。

ブランキー・ジェット・シティー

イカ天人気も徐々に下がり始めた終盤に彗星のごとく登場したのが印象的。
色物バンドが幅をきかせて、本物志向のバンドが減ってしまった中で、とにかく格好良かった。バンド名の由来は「不良達が集まる架空の都市」ということらしいが、いかにも純粋?に不良とあらんとした浅井くんらしい想い。

浅井健一(Vo&G)、照井利幸(B)、中村達也(Dr)。この3名で正式なバンドとして活動を始めたのが90年2月で、イカ天に出場したのが同じ年の8月だからわずか6ヶ月という期間。この期間で完成度の高い曲を作ったのは、その下地が名古屋時代のバンドにあったのかなと思われる。

イカ天では圧倒的強さで圧勝を続けて5週勝ち抜けてグランドチャンピオンに。
ラジカル(過激)でいて、リリカル(叙情的)な詩の世界は浅井くんの世界、カリスマ性のある彼を、リズム隊の照井くん中村くんがしっかりと支えている。個人的には照井くんのベースは好きですね。

2000年の解散まで10年という時間を疾走し続けたBJCはまさにロック魂そのものだったように思う。個人的には初期の曲は好きですね。あとは「bang!」とか「赤いタンバリン」、「John Lennon」なんかもおすすめ。

ブランキー・ジェット・シティー公式サイト(更新なし)
http://bjc.wilddisk.com/

ブランキー・ジェット・シティー(イカ天ダイジェストより)
※音質・画質とも良好。

◆◇◆◇◆◇◆以下時間のあるときにどうぞ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ブランキー・ジェット・シティー (イカ天1週目~4週目まで)
※音質低め・画質少し落ちる

ブランキー・ジェット・シティー (イカ天5週目結果発表)
※音質低め・画質少し落ちる

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2010年1月11日 (月)

イカ天を愛す~「ある意味一番イカ天らしい狂言雷舞を見せたカブキロックス」

正月らしい?という意味でこのバンドの紹介。

カブキロックス

色物バンドと言われてしまえばソレまでだけど。イカ天ブームバンドブームにうまく乗ってデビューして今も生き抜いているバンドです。グラムロックなのかというとそうでもない(自分たちでは東洋グラムロックと呼んでるみたいだけど・・)、ここはまぁ彼ら独自の歌舞伎歌謡ロックということで。

元々は有村一番(のちの氏神一番 Vo)が結成していたKABUKI ROCK 一番屋と、もう一人のキーマン青木秀樹(G)が組んでたヒステリックグラマーという別々のバンドだったのを、有村がどうしてもイカ天に出たいということで、青木が一肌脱ぐ形で、有村のバックバンドとしてヒステリックグラマーが「カブキロックス」として出演。

この出演がきっかけで人気を博して、メジャーデビューまで一直線だったが、イカ天ブームの終焉、バンドブームも火が消えて、カブキロックスもメンバーチェンジを繰り返した。最後は氏神一番以外は入れ替わってしまった形だった。しかし青木がバンドに復帰、一度は袂を分かった氏神と青木だったが、同じ道を歩むことになり、新曲もリリースして健在ぶりを発揮している。

見るからにハデハデの歌舞伎姿で審査員からは評判の悪かったこのバンドだが、意外にトークでは氏神一番の真面目ぶりがうかがえる。ある意味でイカ天のバンドとして象徴的な存在だったように思う。

カブキロックス公式サイト
http://www.kabukirocks.tv/

O・EDO ~お江戸~
(イカ天初登場で仮イカ天キングになった演目、原曲はモチロン沢田研二のTOKIO)

好色一代男
(仮イカ天キングとして2週目 オリジナル演目、 しかしこれでサイバーニュウニュウに敗れる)

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2009年10月15日 (木)

イカ天を愛す~文芸ロックと呼ばれた彼ら「人間椅子」

1987年に結成したスリーパーツのバンド『人間椅子』はその2年後に「平成名物TV いかす!!バンド天国」に出場、「陰獣」を演奏するが、イカ天キングにはなれなかった。(この週は「日曜日」とかで有名なジッタリン・ジンがチャンピオンだったものの、チャレンジャーのセメントミキサーズに敗れた週)

しかし。インパクトは高く与え、当時の審査員からも演奏延長の青ボタン(もっと聴きたい)を押された数少ないバンドであった。特に江戸川乱歩はじめ耽美文芸を彷彿させるその詞の世界観、ベースの鈴木研一のネズミ男を模した出で立ちもさることながら、ギターの和嶋慎治の卓越したるギターテクは素晴らしい。

特殊なチューニングでヘヴィなリフからなるサウンドは、当時はブラック・サバスを彷彿させたが、和嶋慎治の音楽はそこにはとどまっていない。
イカ天出身で数少ない現役活動中のバンドのひとつでもある彼らは、先月活動20周年記念のベスト盤を出したばかり。

イカ天時代は色物バンド的なイメージも残っていたもののそのオリジナリティーの世界、技術の高さはサスガという感じ。彼らのライブは是非一度観たいと思っている、そんなバンドです。

イカ天登場時の映像。

キング・クリムゾンの名曲『21世紀の精神異常者』を3人でコピーしてます。和嶋慎治のギターテクのさえる映像です。今のドラムは4代目のナカジマノブさんだけど、この時のドラムは後藤さんなので6年以上前の映像かと)
(ちなみに今のドラムのナカジマさんは、2代目イカ天キングGENの元メンバー。)

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2009年10月 7日 (水)

イカ天を愛す~沖縄ブルース「恋しくて」BEGIN

沖縄県石垣市出身の3人組 BEGINは、ヘビーな楽曲が中心のイカ天では異質な存在だった。ブルーノートコードを使ってのアコースティック・ブルースはとても美しい旋律で、それを比嘉くんが澄んだ美しい声で唄うとき、そこに沖縄の海が見えてきた。

それまで4週を勝ち抜き、2代目グランドイカ天キング獲得に王手をかけたNORMA JEAN(ノーマ・ジーン)を6対1と大差で破る。(ちなみにNORMA JEAN(ノーマ・ジーン)は、その後プロデビューし、夜のヒットチャンネルとかに出演したりする活躍を見せた。)

その後順調に勝ち続けた。その挑戦者の中にはメジャーデビューしたC-BA(シーバ)もいた。そうしてNORMA JEANがなしえなかった、2代目グランドイカ天キングの栄光を勝ち得た。(ちなみに初代グランドイカ天キングはFLYING KIDS)

彼らの音楽は、ルーツである沖縄であること、沖縄を謳い続けることにこだわっていてそれが彼らの音楽の深みを作っている気がする。ちなみに森山良子作詞、BEGIN作曲の名曲『涙そうそう』も沖縄への思いは深く切ない。

『恋しくて』 BEGIN イカ天初登場。

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2009年9月25日 (金)

イカ天を愛す~「和風テイストのグラム・ロックの見事さ、マルコシアス・バンプ」

お友達リンクのヒョウちゃんはご存知だと思うが、実は自分は 平成教育委員会・・じゃなくて(これも好きだけど)、平成イカスバンド天国(イカ天)が大好きだったりします。
ちょっと前まではその音源もなくて、記憶の中で懐かしがっていましたが、今はyoutubeで懐かしの映像も見られて、いや~ホント良い時代になったものです。

最近、映画「20世紀少年」でT-REXの同名の曲がテーマ曲になったこともあり、かつてのグラムロック系もいいなぁって。

そんなわけで「マルコシアス・バンプ
見かけのルックスから伺えないほどの演奏力(特にベースの佐藤研二)、その楽曲の完成度、パフォーマンス(ボーカル&ギター秋間経夫は華がある)、どれもアマチュアの域を超えていた。
実はマルコシアス・バンプが出場した週は、あの「たま」がグランド・チャンピオン5週目のかかった重要な週。ちょうどその週にあたってしまったのはナンという縁だろう。

 「イカ天の頂点は武道館ではなくたまとマルコシアスの対決」とまで言わしめた、まさにイカ天頂点期であったとも言える。残念ながらマルコシアス・バンプは「たま」に一票差で破れるが、当時の審査委員長 萩原健太氏の申し入れで、「仮イカ天キング」として次週に残る温情を得る。そしてその後5週勝ち抜いて4代目グランドイカ天キングとなるのだった。

下の映像は初めて出場した時の映像。司会者 三宅裕司とのやりとりや審査員たちの絶賛も当時のことがまた懐かしい。ちょっと淫靡なこの曲も名曲である。

「バラが好き」マルコシアス・バンプ

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