カテゴリー「旅日記■パック・ツアー」の83件の記事

2010年5月16日 (日)

樹が神になる日(3)@上社御柱祭の後に。

Dscf1333 熱気溢れる大祭を後にして、バスツアーは次の目的地、諏訪高島城へと向かう。今から400年ほど前の慶長3年(1598年)に築城した高島城は、当時は諏訪湖畔に建てられ、湖水が城のすぐそばまであったことから「諏訪の浮城」と呼ばれていたそうです。
諏訪の殿様 良い城持ちゃる うしろに松山 前は海

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Dscf1353 明治の廃藩置県の際に城郭は撤去となり、いまは天守閣しか残っていませんが、そこから諏訪湖を眺め観ても住宅街、ビルが眼下に広がり諏訪湖はうっすらと見える程度でした。江戸時代に干拓した影響のようです。しかし築城当時の印象から松江城(島根県)、膳所城(滋賀県)と並んで三大湖城と呼ばれているそう。

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Dscf1344 ツアーの予定では、この高島城で藤棚を見学する予定でしたが、いかんせんまだまだ蕾すらもままならぬ状況。桜も散った後で、予定では「花の高島城」のはずが、天守閣のみの殺風景な世界でした。ま、今回の目的は御柱祭なので、御柱の熱気を抜くにはちょうど良い、肩の力の抜ける場所でした。

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Dscf1363 最後は湖畔のお土産店に立ち寄って帰路に向かいます。ゴールデンウィーク最中ということで相当の渋滞も覚悟していましたが、まだまだ上りの帰省ラッシュの前だったので、渋滞の最後が藤岡インターの手前で、さほどの渋滞にもならずに22時前に出発地の藤岡に到着しました。(おしまい)

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高島城
住所:長野県諏訪市高島1-20-1
電話:0266-53-1173

旅行主催:クラブツーリズム 日帰りバスツアー
「七年に一度!御柱祭~上社里曳き~舞茸弁当におやつも!花の高島城へ」
出発日:2010年5月2日
群馬県藤岡発:5,980円

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2010年5月15日 (土)

樹が神になる日(2)@上社御柱祭 里曳き

Dscf1247諏訪大社は国内にあるもっとも古い神社の一つだそうだ。全国各地にある諏訪神社の本社である諏訪大社は、上社下社とがあり、諏訪湖の南の上社は前宮本宮の2宮、北側の下社は春宮秋宮の2宮。4つの宮からなる。そこの社殿を囲む4つの柱、それが4宮あるので16本の柱を6年に一度新しくするのだ。

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Dscf1300_2 本宮の境内にむかう参道は大変な人混みとなっていて、さくさく歩くのもままならない。道の両側には御柱が里曳きして境内に入るのを見物できるように、桟敷席がずらりと造られている。スポンサーであったり宿泊客用であったり、自社のであったり。それは様々な桟敷席があって、そこで早々と酒宴が行われている。

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Dscf1256 騎馬行列(お騎馬)、長持ち奴が行列となってゆっくりと練り歩き、祭りを華やかに彩ってくれる。しかし狭い道なのでそこで人の流れは止まってしまい、いっそう混雑に拍車がかかる。そんなこともお構いなしに、道の両側、2階の桟敷席から拍手喝采、かけ声もかかり、祭りは賑やかになっていく。

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Dscf1283 境内にはいると大きく穴が掘られ、その穴の後ろに足場が組まれている。それが4ヶ所。ここにモミの大木が祀られ、建てられた時に木は神となるのだ。御柱が到着するのを待つかのように、厳かな雰囲気が境内に漂う。参拝客もこの日は特に多いようで、列をなして地元の人を中心に熱心に手を合わしていた。

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Dscf1267 天下の奇祭は、熱い熱気に包まれて、その場にいるだけで高揚感が伝わってくる。仮設トイレも多く用意されているがとても足りない状況。例えば4つ移動式仮設トイレが置かれていても、そのうち3つは使えなかったりする。それは飲み過ぎて動けなくなってしまった氏子が籠もっていたりするからだ。なんともはや。

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Dscf1258_4 ・・・今回の下社でのクライマックス、建御柱の儀式で、大木を支えるはずのワイヤが切れ、メドデコから落下した2名の氏子が亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。あらためて大変危険な祭事であると痛感。氏子達のこの地への想い、信仰心によって繰り広げられるドラマはまさに命がけであるのだ。Dscf1293_2

旅行主催:クラブツーリズム 日帰りバスツアー
「七年に一度!御柱祭~上社里曳き~舞茸弁当におやつも!花の高島城へ」
出発日:2010年5月2日
群馬県藤岡発:5,980円

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2010年5月14日 (金)

樹が神になる日(1)@上社御柱祭 里曳き

遠く北アルプスを望む諏訪。
甲高く澄んだ声で木遣り唄が響くと、里引き開始の合図のよう。

「ヨイテコショー!」
「ヨイサ!ヨイサ~!」「ヨイサ!ヨイサ~!」

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Dscf1239 そして御柱の先頭にV字に組んで付けられたメドデコといわれる木に男達がまたがり、大きく左右に揺れながら、諏訪大社に向かって練り歩いていく。メンデコにまたがった男達が、観客を煽るかのようにおんべを振る。

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Dscf1306 木に乗る者、木を曳く者、周りで煽る者、みな一体になってかけ声を合わせる。
「ヨイサ!ヨイサ!ヨイサ!ヨイサ!」
氏子のほとばしる熱気と、それを見守る地元の人たち、観光客がひしめきあいが祭りを高揚させていく・・・。

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Dscf12052 数えで7年に一度(6年おき)の4月と5月に、モミの大木が16本選定、切り出され、その地方の氏子たちが有名な山出し(山の上から大木に氏子達が載って落としていく)、そして里曳きを行う。諏訪大社の上社・下社それぞれに8本ずつ人間の力だけでその大木を運び、大木を神木として建てるという天下の奇祭。

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Dscf1306_2 今回、GW期間中なのに格安の御柱バスツアーがあることを知って、6年に一度の奇祭を観に行くコトしました。渋滞も予想される覚悟の上でのツアー参加です。天気は上々の藤岡から、バスで揺られること3時間以上時間をかけて、御柱里曳きが行われる諏訪大社門前へと到着です。さすがにもの凄い混雑です。

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Dscf1233 御柱の迫力ある練り歩きを観ていると、ちょうどお昼休みの時間。お昼の時間帯では、さすがの氏子達も昼休み、もちろんお酒は飲んでいましたが・・。静かな時間帯に、堤防ではのんびりとランチタイム。御柱の周囲でも息抜きしていました。さてその間をぬって、諏訪大社にいってきます!(続く)

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旅行主催:クラブツーリズム 日帰りバスツアー
「七年に一度!御柱祭~上社里曳き~舞茸弁当におやつも!花の高島城へ」
出発日:2010年5月2日
群馬県藤岡発:5,980円

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2010年3月23日 (火)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(厳美渓)

Dscf6272_2 岩手県一関市にある厳美渓。
栗駒山の噴火で堆積した石英安山岩質の凝灰岩が磐井川に流れ、奇岩と滝と甌穴が入り組んだ複雑な景観を作り上げた。その長さは2km。かつてこの地を治めた仙台藩主・伊達政宗公も「松島と厳美がわが領地の二大景勝地なり」と自慢しては度々この地を訪れたそうだ。

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Dscf6267 碧々とした水を湛えた渓流と両岸の景観が素晴らしく、ごつごつと荒々しい男性的な面と、なだらかで優しい女性的な面の、2つの顔を持つ厳美渓。

・・ここで今回のパックツアーは終了です。この後バスは一路宮城県を通過し、福島県の新白河からは新幹線に乗換えて帰路につきました。長々とした駄文にお付き合い戴き感謝です!

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厳美渓 (国の名勝及び天然記念物指定 1927年)
岩手県一関市厳美町

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★乳頭温泉郷(大釜温泉)=★田沢湖散策=★角館=★
厳美渓

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2010年3月22日 (月)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(角館)

みちのくの小京都」と謳われた角館(かくのだて)。

Dscf6213 かつて角館の城下町は狭隘な道路事情で火災水害に苦しめられた。が、1620年に今の場所に遷る際に道路の増員を大きく広げ、下水を設け防火対策もたて、街も武士・町人・寺院を区割りして街造りを行った。その後、角館を支配していた蘆名氏はお家断絶になり、代わって京の高倉家の出、佐竹氏が角館に入った。Dscf6211

Dscf6251 佐竹氏がかつての京を懐かしむように、角館は京の都の風情を持つようになっていった。その後、明治の戊辰戦争の戦渦を免れた角館は、明治の近代化の影響を受けずに昔ながらの風情を残した街並みが1976年に認められ、武家屋敷地区一帯が「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されることになった。

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Dscf6226 今では年間200万もの観光客が訪れる東北屈指の観光地でもある角館。ここで、各自自由昼食をとることになる。入ったお店は稲庭うどんの名店「ふきや」。角館で唯一、七代佐藤養助(稲庭宗家として一子相伝の技術)の稲庭うどんが食べられる店として有名だそうだ。昼まだ早くお店の中も空いていた。

Dscf6227 ここで稲庭冷やしうどんセットを注文(1250円)。赤シソの香り豊かなゆかりおにぎりとふんわり甘みで美味のだし巻き玉子がセットになっている。待つことしばし。出てきた稲庭うどんは、今までの関東圏内で食べた稲庭うどんとは全くの別物。麺がとっても美しい。そして喉越しが柔らかくほんのり甘い。これぞ名店の味!

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稲庭うどん専門店 ふきや
住所:秋田県仙北市角館町小人町28
電話:0187-55-1414
営業時間:10:00~19:00 無休

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★乳頭温泉郷(大釜温泉)=★田沢湖散策=★
角館=★厳美渓

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2010年3月21日 (日)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(田沢湖)

田沢湖と辰子伝説とクニマスの悲劇

Dscf62052_2 その昔、田沢湖のほとり神成村に、類(たぐ)い希な美貌の娘、辰子が暮らしていた。辰子は自らの若さと美貌を永遠のものにしたいと願い、必死の願掛けをする。その願いに観音様が応え、幻の泉のお告げする。ところが、その泉の水を飲んだ辰子は激しい喉の渇きに襲われ、辰子の姿は龍に変わってしまった。

Dscf6201_2 龍に姿を変えた辰子は田沢湖に身を沈め、そこで暮らすことに。しかし辰子の母は行方不明となった娘の身を案じ、やがて変わり果てた辰子と再会する。悲しむ母は辰子を思って松明を湖に投げ入れると、その松明は魚の姿になった。これがクニマス(国鱒:サケ科)の始まりと言われている。

Dscf6202_2 1940年に第二次世界大戦の軍需増産のため、鉱山への電力供給で玉川(玉川温泉)の強酸性水が田沢湖に大量に流れ、湖水が酸性化し、田沢湖は死の湖と化した。これが玉川毒水と呼ばれたものであった。かつて田沢湖に生息していたその辰子伝説のクニマスもいまや絶滅品種となってしまった。

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Dscf6204_2 秋田県中東部に位置する田沢湖は最大水深423mで日本一深い湖だが、その成因は謎のままだそうだ。巨大噴火説、隕石衝突説、断層説と色々と物議を醸している。辰子伝説とともに歴史の深い謎の中で、極寒の北国でも凍らぬ神秘の湖は、今も静かに青い水を讃えている。

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田沢湖 秋田県仙北市
http://www.tazawako.org/

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★乳頭温泉郷(大釜温泉)=★
田沢湖散策=★角館=★厳美渓

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2010年3月20日 (土)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(乳頭温泉 大釜温泉)

Dscf6184 懐かしい木造校舎の宿として知られて
いる大釜温泉。
建物のあちこちにかつて学校だった
面影を偲ばせている。
しかし。
実際に、ここには学校があったわけで
はない。

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Dscf6179 昭和52年、今から30余年前のこと。
秋田大学の学生の心中事件で、前の
建物が焼失してしまい、予算の都合で
本荘市の小学校廃校舎を譲り受けた。

木造校舎のイメージを守って杉材
中心に改築をしてきた大釜温泉。
これもまた宿の歴史となった。

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Dscf6166 十和田八幡平国立公園に点在する
乳頭温泉郷は、多種多様の宿とともに
様々な源泉をも持つ。
ブナの原生林で生まれた酸素で深呼吸して、湧出する源泉に溢れる温泉に浸かる。
大地の恵みという極上のひとときを
雪景色と共に味わう。

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大釜温泉旅館
秋田県仙北市田沢湖田沢字先達国有林
TEL 0187(46)2438
泉質/酸性含ヒ素ナトリウム塩化物硫酸塩泉
効能/真菌症(水虫)、慢性膿皮症、リウマチ性疾患

http://www.ohkamaonsen.com/

乳頭温泉
http://nyuto-onsenkyo.com/

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★
乳頭温泉郷(大釜温泉)=★田沢湖散策=★角館=★厳美渓

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2010年3月19日 (金)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(プラザホテル山麓荘)

Dscf6094 銀山温泉からバスに揺られること3時間以上、山形県から宮城県を通過し、一気に秋田県まで。宿泊先のプラザホテル山麓荘に着く頃にはすっかりと闇に包まれていました。田沢湖高原温泉郷は田沢湖を見下ろす駒ヶ岳中腹800mの高原にあり、美しいブナ林に包まれています。

Dscf6056 このホテルの売りである三つの温泉を堪能。まずは露天風呂
雪に覆われたブナ林、この宿の露天風呂はそんなところにある。
ほのかなオレンジ色の灯が雪をやさしく映し、どこかあたたかい。滔々と湯船に流れ落ちる源泉の音だけがこの静かな世界の唯一の音かのよう。

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Dscf6067 立ち上る湯けむり。
独特の硫黄泉の匂い。
体の芯からあったまる。
ほっとからだがくつろぐひととき。
誰もいないこの露天風呂を独り占めする最高の贅沢。

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Dscf6107 酵素風呂は、桧のおがくずと米ぬか等のブレンドに温浴し、50~70度の発酵熱に身を包む温泉療法。素朴なおじさんがスコップでおがくずの中に埋めてくれる。海水浴の砂に埋められるような、全身ぽかぽかと包まれる暖かさと安心感のある圧迫感、おがくずからの薬効が全身にじんわりと染み込んでくるのがわかる。

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朝は内湯の大浴場でのんびりと。浴室に満ちる湯けむりが身体に心地よくリラックスさせてくれました。ほのかに外が青白く明るくなっていく様を感じながら、乳頭温泉から引いた最良質の源泉掛け流しにゆったりとつかる。

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食事は夜も朝もバイキングではないのはポイント高いけど、ちょっと人手不足で細かいところまで気がつかない感じでした。素材を活かした料理は好感もてました。建物の中がとにかく広くて移動が大変(露天風呂と内湯が離れているし)なんですが、良いホテルだと思いますよ!

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【夕食】きりたんぽも出ました!
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【朝食】
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秋田 田沢湖高原温泉郷 プラザホテル山麓荘
住所:秋田県仙北市田沢湖生保内駒ケ岳2-32
電話:0187-46-2131(予約)

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★乳頭温泉郷(大釜温泉)=★田沢湖散策=★角館=★厳美渓

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2010年3月18日 (木)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(銀山温泉編)

Dscf2982 この温泉街を二つに隔てて
銀山川が流れる。
まだ雪深い里、銀山温泉。

川のせせらぎを見下ろすように
両岸に寄り添いならぶ宿は、
ハイカラな老人のような優しさに
満ちている。

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Dscf6029 遠い春を待ち望むかのように
この冬を愛おしむように。
木造の宿に灯る仄かな灯りが
旅人の影を優しく描く。

前に来たことのあるような。
ずっと前に観たことのある
そんな風景がひろがる。

Dscf6022_3 大正浪漫。
そんな言葉で飾られる銀山温泉。
時代が遺していったノスタルジア。
ちょっとしたタイムスリップ。

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Dscf6019 銀山温泉は、かつて江戸の初期に
大銀山として栄えた。

奥州街道より3里ほど入った山深い
里にあり、尾花沢からは難路1日も
かかるために、やがて銀山の衰退後、
世間とは遮断された仙境となる。

Dscf2996 湯治場として賑わったこの温泉地も
大正に起こった大洪水で壊滅し、
今の洋風木造多層バルコニー建築に
生まれ変わった。

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銀山温泉
山形県尾花沢市
http://www.ginzanonsen.jp/

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★乳頭温泉郷(大釜温泉)=★田沢湖散策=★角館=★厳美渓

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2010年3月17日 (水)

まだ雪残る出羽へ。秋田・山形旅情記(山寺編)

Dscf2899山形領に立石寺という山寺がある。
その昔、慈覚大師が開かれた寺で、
「清らかで静かな所だから、一度
行って見てはどうですか」
と人に勧められ尾花沢から踵を返し
訪ねてみることにした。
 
 

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Dscf2901 歩くこと7里ほど、着いた時には、
日はまだ暮れる前であった。
まずは麓の里で宿を借りておいて
山上の堂にのぼる。
 
 
 
 

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Dscf2908 しかしその参道の険しさといったら。
岩の上にさらに岩が重なり合って
山となり、松やひのきは老大木となり
長い歳月で足元も苔におおわれる。
切り立った岩上に建てられたお堂は
みな扉を閉ざし物音一つ聞こえない。
崖を回り、岩を這って仏堂に詣でた。
 

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Dscf2918 すばらしい景観は静寂に包まれ、
心が澄み透っていくかのようだ。
 
閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
 
松尾芭蕉「奥の細道」より
(自分なりに現代語で訳しました。)

 

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Dscf2966 この日は小雨の降る空模様。
幽玄な情景が霧雨で煙り、一層
幻想的な世界を描いていた。
700段を超える石段をほっほっと
息を弾ませて登り、振り返ると
霧に包まれた世界が美しく広がる。
 
 
 

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宝珠山立石寺(通称 山寺)
山形県山形市大字山寺4456-1
http://www4.dewa.or.jp/yamadera/

1日目)★山寺・立石寺=★銀山温泉街=★田沢湖温泉郷(プラザホテル山麓荘)
2日目)★乳頭温泉郷(大釜温泉)=★田沢湖散策=★角館=★厳美渓

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