樹が神になる日(3)@上社御柱祭の後に。
熱気溢れる大祭を後にして、バスツアーは次の目的地、諏訪高島城へと向かう。今から400年ほど前の慶長3年(1598年)に築城した高島城は、当時は諏訪湖畔に建てられ、湖水が城のすぐそばまであったことから「諏訪の浮城」と呼ばれていたそうです。
「諏訪の殿様 良い城持ちゃる うしろに松山 前は海」
明治の廃藩置県の際に城郭は撤去となり、いまは天守閣しか残っていませんが、そこから諏訪湖を眺め観ても住宅街、ビルが眼下に広がり諏訪湖はうっすらと見える程度でした。江戸時代に干拓した影響のようです。しかし築城当時の印象から松江城(島根県)、膳所城(滋賀県)と並んで三大湖城と呼ばれているそう。
ツアーの予定では、この高島城で藤棚を見学する予定でしたが、いかんせんまだまだ蕾すらもままならぬ状況。桜も散った後で、予定では「花の高島城」のはずが、天守閣のみの殺風景な世界でした。ま、今回の目的は御柱祭なので、御柱の熱気を抜くにはちょうど良い、肩の力の抜ける場所でした。
最後は湖畔のお土産店に立ち寄って帰路に向かいます。ゴールデンウィーク最中ということで相当の渋滞も覚悟していましたが、まだまだ上りの帰省ラッシュの前だったので、渋滞の最後が藤岡インターの手前で、さほどの渋滞にもならずに22時前に出発地の藤岡に到着しました。(おしまい)
高島城
住所:長野県諏訪市高島1-20-1
電話:0266-53-1173
旅行主催:クラブツーリズム 日帰りバスツアー
「七年に一度!御柱祭~上社里曳き~舞茸弁当におやつも!花の高島城へ」
出発日:2010年5月2日
群馬県藤岡発:5,980円
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