カテゴリー「旅日記■愛・地球博」の32件の記事

2005年9月18日 (日)

愛・地球博入場者最高記録!

  9月18日は、愛・地球博入場者28万人を超え、最高記録を更新した日。この日 私と とき君は、会場にいました。

FL000027  この日は、愛知環状線「万博八草駅」に朝7時半着くも、既に大変な人出。長久手会場に向かうリニモは待ち時間が出来ている。ここから瀬戸会場にまで歩くことにした。途中タクシーを拾って瀬戸会場に8時前に到着。しかしすでに凄い数の人が並んでいた。
(上:朝から大勢の人が並ぶ瀬戸会場。ゲートは遠く見えない。)
(下:瀬戸ゲートで入場待つ列、どうにかここまで来た!もう少し!)

FL0000261時間半後、どうにか入場してすぐに瀬戸日本館へ一直線、10:30の入館整理券をゲットしそれまでに瀬戸愛知県館市民パビリオンを廻る。瀬戸愛知県館は自然と共存するパビリオン、市民パビリオンは多くの市民参加型のパビリオン。そこには文化継承・地域貢献・福祉というテーマで、長久手会場と異なる、新しい万博の在り方を見た。

FL000021

FL000018    瀬戸日本館の群読「一粒の種」は大迫力で圧倒される。間近で見られて 良かった!
さて、13:20~にグローバル・ハウス、ブルーの事前予約が入っている。この後、長久手会場に移動・・・だが、ここからが大変。長久手-瀬戸会場の移動交通モリゾーゴンドラが90分待ち燃料電池バスの方がまだ早いのでは、という会場案内の薦めで、バスの列に並んだのが11:20。
(左上:大感動の瀬戸日本館入り口 右上:まさに市民参加の市民パビリオン)

FL000015  ここからいくら待ってもなかなか進まない。熱い陽射しに無口になる。間に合わないかな、と諦めかけた13:00になんとか乗車、長久手会場に到着すると、なんと地球博初めての入場制限。それでも入場を待つ人たちが、北ゲート前で、長蛇の列を作っているのが見える。(瀬戸会場からの移動はもちろん入場出来るのでOK)
(上:瀬戸会場の大きな瀬戸陶器皿!やきものモニュメント「天水皿n」)

FL000014  入場制限の列を横目に長久手会場に入ると、企業パビリオンゾーンは隙間がないほどに人に溢れていて驚く。まっすぐに歩けず、人とぶつかりながら、グローバル・ハウス(ブルー)の事前予約の時間に間に合わせるため、急いでどうにかセー フ!
(上:人に溢れる企業パビリオンゾーン。若干、人の空いた瞬間を狙って撮影)

FL000006その後、長久手日本館日立館を廻った。日本館の「地球の部屋」360度シアター、日立のユビキタス&ヴァーチャル体験、いずれも2回目だけど素晴らしい。まさに地球博最後の想い出にふさわしいパビリオンだ。
(人気の日立館前で。万博最後のパビリオンになる。寂しい。)

 さて時間も17時前。帰路に就こうにも、すでにリニモは長時間待ち。名鉄のエキスポシャトルバスの方が早いので、東ゲートより出て乗り場に行くと、また大行列。18:53名古屋発の新幹線で予約を取っていたので、ここでも間に合うか時間との勝負となった。

FL000004  そして18:00過ぎにどうにかバスに乗車でき、名古屋駅に18:40に到着。ここでもぎりぎり間に合った。ある意味幸運な連続だが、ストレスで疲れ切った一日だった。新幹線の乗り込み、座席につくとホッ。ボロボロの身体をのせて、新幹線は一路東上する。
(名古屋駅ホームにて、いよいよ愛知を離れる。)

 延べ6日の地球博はとても想い出深い素敵なものでした。

万博、最高!

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2005年9月17日 (土)

9月の愛・地球博。第2日目。

9月の愛・地球博。第2日目。

FL000027T 大混雑が予測されるので、早めにホテルを出発。7時半に万博八草駅に到着。 (←宿泊先のアルファーワン豊田)

このまま北ゲートへリニモで移動しても、すでに北ゲートだと入場するまで時間が掛かってしまうと思い、ここから東ゲートまで歩いていくことにする。歩いて暫くすると、なんと行列!東ゲートからここまで相当距離があるのに、すでに列が出来ている。

FL000024 ちょうど横に並んでいた子連れのお父さんと話をする。岐阜からいらして、全期間入場券をもっていた。相当のつわものだ。色々と話を聞く。待つ時間があっという間だった。徐々に列は前に進み、やがて東ゲートより入場。

(東ゲートは入場待ちの人で溢れ、少々殺伐とした雰囲気)

FL000023 入場すると皆小走りに北エントランスへ進む。今日も快晴、行楽日和。もの凄い人出だろう。エントランスから北ゲートを見ると、もの凄い人が入場待ちの列を作っている。

(↑ 北エントランス入口。皆脇目もふらずにパビリオンゾーンへ急ぐ)

FL000022 「あのまま北ゲートに行ったら、今頃はまだあそこに並んでいたのかなぁ」と思いながら、パビリオンゾーンへと急ぐ。
(← 北ゲートは今まで見たことのない列を作っていた)

DSC00109 当初は、ガスパビリオンの当日予約か赤十字館を、と狙っていたがガスパビリオンに行くと既に予約は終了、残念!赤十字館もこの様子では諦めるしかなさそう。そこで8月に行けなかった所を廻ることにした。グローバル・コモン4のスイス館だ。ユビキタスの技術を感じる1F展示と2Fのスイスの山々をイメージした空間でスイスを堪能。

(↑ 「山」と大きく書かれた日本語が印象的なスイス館 photo/ryuu dohさん)

FL000015 続いて宇宙船からマンモスまで展示している懐の深いロシア館.。
発想がやはり普通とは違うぞ!イギリス館。・・・と、8月に行って良かったパビリオンを再訪。

(↑ イングリッシュガーデンは雰囲気があって英国人のこだわりを感じる)

FL000010  キッコロ・ゴンドラで企業パビリオンへ戻り、三菱未来館事前予約へ。ここも8月に続いて2回目。一番好きなパビリオン。「もしも月がなかったら」。ドラマチックな展開で、最高の映像に大感激だ。

(↑ 人気の三菱未来館は、パビリオンがすっかり緑に包まれる)

FL000004 続いて韓国館。3Dアニメを楽しんだ後、アメリカ館で並ぶ。アメリカ館で並んでいる間、アメリカ館広場の前で繰り広げられるJAZZライブを楽しむことが出来た。アメリカ館も8月に続いて2回目。

(↑ JAZZライブの広場にて、その向こうにアメリカ館のUSAの文字が見える)

FL000035 個人的にお気に入りのメキシコ館、霧のカーテンから入館すると、そこはデザインセンスの良い空間が現れる。展示の一つ一つが芸術作品のよう。メキシコの多様性と深い感受性を感じた。

(↑ 建物の中と外はイメージが全く異なる別世界がそこにある)

FL000036 ガスパビリオンの「マジックシアター」は見られなかったけど、屋上の展望広場と展示ホールは入場自由なので見に行った。とても眺めの良い展望広場から、万博会場を見ると人人人。

(↑ 展望広場から見るグローバル・ループと地球広場は人でギッシリ)

expo2005_077 夕暮れの万博会場、長久手愛知県館。「地球タイヘン大講演会」での江古野守博士の熱弁に引き込まれる。映像やライドでは味わえない、生のふれあいと説得力のある内容に感動した。

(↑ ひょうきんな江古野博士の話に会場は沸く photo/ryuu dohさん)

さて地球博の旅もあと1日。

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2005年9月16日 (金)

2度目の愛・地球博への旅

9月16日~18日、2度目の地球博への旅行、今回も2泊3日。

本庄早稲田駅を朝6:28に乗り込み、名古屋駅に9:16に到着。今回もエキスポシャトルバスで直通、東ゲートまでという計画。急いで、名鉄乗り場に向かうと、8月の時と様子が違う。もの凄い混みようだ、バスに乗るまでの渋滞に並び、どうにか乗れたのは30分後。「前回と違うぞ。」この時ハッキリと感じた。

FL000039 東ゲート駐車場に到着、やはり入場までスムーズに行かない。バス駐車場から東ゲートに向かう。が、エスカレータを降りたら入場までの列が出来ている。

(↑ 東駐車場より東ゲートに向かう。この先に下りエスカレーター。そして行列)

FL000037 それでも列は徐々に進んでいく。近くて遠い東ゲート。皆、入場を心待ち。そして11時過ぎには入場。ペットボトルを持ち込めないので、ここで飲み干す人がチラホラ。

(↑ 東ゲートからの入場を待つ列。ゲートは目の先に見えるが・・・)

FL000032 まず最初に昼食をとることとする。評判の高いグローバルコモン3にある、ピザの店“Europe by Nature Caffe”に向かう。まだ時間が少々早いのか、さほど待たずに、買うことが出来た。サラミピザは評判通りの味だ!

(↑ ピザを買う人の列で賑わう店頭、高いけど食べる価値あり!)

FL000025 最初の事前予約は、NEDOパビリオン。まだ少し時間があるので、グローバルコモン3のパビリオンをまわる。イタリア館をはじめ、チュニジア館、いくつか廻って、コモン5に向かう。

(↑ コモン3とコモン5を結ぶ回廊も人で一杯だ。)

FL000024NEDOパビリオンは相変わらずの混み具合。 入場すると巨大ロボット“MIRAI”君が出迎えてくれる。3Dめがねを付けて3Dシアターで科学の物語を楽しむ。ここは一回で入れる人員が少なく限られているので回転が悪い。だから混んでしまうようだ。

(↑ バックがNEDOパビリオン、左の奥がエジプト館)

FL000022T

続いて事前予約の取れない、唯一の企業パビリオン、ワンダーホイール展・覧・車に並ぶ。90分待ちだ。中にはいると自動車の歴史が紹介され、最後は大観覧車に乗り込む。歴史を遡りながら、移動手段としての車が、人の歴史にどのように関わってきたかを紹介、なかなか興味深い内容。

FL000016 さていよいよ、乗ったゴンドラは、外へと姿を現し、会場を一望する。なかなか見事な展望、夜だとロマンチックだろうと納得。

                            (展・覧・車より万博会場を望む ↑)

FL000012 次はグローバル・コモン1。サウジアラビア館、イエメン館、カタール館と再訪。中東のイスラム圏の文化は馴染みはないけど、ここにいる人たちはとても暖かいなぁ。館内は独特の空気があって厳か。

(イエメン館の前では、お国の音楽と歌声を路上?ライブ披露)

夕食はグローバルコモン6へ。噂の台湾料理、“イルファラモサ”で、美食台湾を食す。台湾大好きの私としては是非抑えたいところ。なにせ一部の圧力でパビリオンを出せない台湾が、日本のために名前を伏せて出してくれたレストラン、なんて良い国なんだ、台湾。

DSC00172 今日の最後の事前予約は、JR東海 超電導リニア館。3Dめがねでの大迫力画面が秀逸。何度も繰り返し流れる画像に、興味のない人は少々辛いかも。リニアカーのスピードを体感できる映像。その後、超電流の実験と、リニアの実物車両を見学でここのパビリオンをしめる。

(↑ パビリオン前のリニアの流線型が美しい photo/ryuu dohさん)

今日はこれで終わり。宿泊先の豊田市にある「アルファーワン・豊田」へと向かう。

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2005年8月14日 (日)

8月14日(8)そして会場をあとに

 少々離れた所まで来てしまったので、会場内のスタッフに東ゲートまでの近道を確認。そうして企業パビリオンゾーンAの前を通り過ぎ、北ゲートをくるりと見下ろすように作られた北エントランス(U字ループ)へ エカレーターで上り、企業パビリオンBを横目で見下ろすように東ゲートへ向かう。途中、一休みしてショップで物色。それほど東ゲートまで距離はある。歩くのはこれが最後だ、と言い聞かせながら重い足を前に出す。

東ゲートまで人の流れは途切れることはないが、北ゲートと比べるとずっと空いている。東ゲートが見えてきた。いよいよゲートを出て、万博会場を後にする。


「さようなら、万博。」

 


 ゲートからシャトルバス乗り場のある東ターミナルまで、エスカレーターで一直線、停車しているバスに乗り込むと、どかっと腰をおろしてやっと落ち着く。まもなくバスは席が埋まり、出発となる。バスの車窓から、これから日も傾きかけるだろう万博会場を、ぼんやりと見ている。濃密な時間、でもあっという間の3日間だったと感慨にふけりながら、バスは万博会場を背に高速自動車道へと向かっていく。

駅まで特に渋滞することなく50分もかからず、名古屋駅に到着したが、いつのまにか街は夕方の慌ただしさにあった。指定をとった「のぞみ」まで、まだ1時間以上時間がある。ターミナル地下街を散策、早い夕食をとるお店を物色、和風ラーメンで決まる。さっぱりとした味わいでまずまず。それ以上に水を何倍も飲むことになる。疲れ切った体が乾いた砂のように、冷たい水が身体に吸い込まれるように補給されていく。その後、ういろうのお土産を買ったりして時間を費やす。

 18:45名古屋発のぞみ22は、順調に20:30東京駅着、そのあと上越新幹線に乗換え、20:48東京駅発あさま571号で21:38本庄早稲田駅にやっと到着長い旅は終わった。改札口を出ると、夜空の下、無料駐車場までてくてくと歩く。帰ってきたと実感する。とっても疲れたが、素晴らしい体験をした最高の愛・地球博であった。斗樹に本当に良い経験をさせることが出来たと喜んでいる。肉体はぼろぼろだけど、「また行きたいなぁ」、素直な想いを載せ、車は自宅に向かった。

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8月14日(7)長久手日本館

グローバル・コモン5を後にし、少々歩いて「長久手日本館」に到着。先行予約の入口は、ずらりと並ぶ長蛇の直並び列の左側に専用の入口がある。入場券を端末機で認証して中に通される。館内通路を歩くと女性アテンダントの数が多いのに気が付く。一つの角に4~5人もいたのでは仕事がないのでは?などと余計なことを考えながら足を進めると写真パネルのある部屋につく。1945年の写真パネルと2005年の写真パネルが2組、それぞれ同じ場所を撮影したものとか。時代の変遷を写真で紹介している。
60年の時の流れを写真で感じながら、パビリオンの説明を受け、動く歩道に向かう。動く歩道では、1945年から10年単位での時代を反映する日常品・家電品と陳列、背景には当時の町並みがイラストで描かれている。斗樹も興味深く眺めていた。
「お、坂本九のレコードがあるぞ」
「うん。」

アナログレコードマニアの斗樹の目が輝く。

「あ、ファミコンがある、マリオだよ。懐かしいね!」

1分少々のノスタルジックな時間旅行(タイムトラベル)も、時代が現代2005年までくると展示は終わり、動く歩道もそこで切れる。案内に従って先へと進む。

次は話題の360度全方位スクリーンの体験。誘導されたのは「地球の部屋」と呼ばれる球体部屋で、真ん中を串刺す渡り橋に、ゲストは手すりの下をのぞいたりしている。我々は先頭にいたため、出口ドアを背にして球体全体を見るような位置に立つ。

まもなく映像が流れる。大空を飛ぶシーン、海中で鯨が横切る迫力、360度からの映像はまさに臨場感の連続だ。素直に凄いと感じてしまう。3日にわたる万博体験の終わりを飾る演出のように感じた。

貴重な体験はやがて終わり、球体の部屋を出て、うっすらと暗いけど嫌ではない、広く床がデコボコしたゾーンへと誘われる。何か森林浴をしているような、癒しセラピーの落ち着く部屋だ。光と香りが優しく包んでくれる。「ここは好きだよ」と素直に言える場所だ。荷物を確認するために、その場に座ってバックを開く。と、すぐに女性アテンダントが寄ってきて、座ってはダメだと注意された。荷物を確認だけなので、と説明しても聞いてくれない。やむを得ず、立ったまま荷物の確認。さっき素直に感じた「ここは好きだ」は、少し好きではなくなった。

暫らくここで時間を過ごし、外に出る。時間はまだ16時にもなっていない。予定以上に早く終わったため、当初はこの後速攻で帰路につく予定だったが、もう少し会場で時間を費やすことにした。名古屋駅18:45発のぞみまでまだまだ時間があった。しかし人気のパビリオンに並ぶ時間も気力もない。とりあえず未踏のエリアに行ってみることにした。

             「遊びと参加ゾーン」に行く。日本館からゲートに向かう途中の寄り道だ。そこに、お化け屋敷、レーザーガン・シューティング、アイスワールドなど。アトラクションがミニ遊園地のように狭い敷地に並び、子供達の歓声に満ちている、「ファミリー愛ランド」の中を通り抜け、わんパク宝島に入館。子供向けの施設で、色々なロボットなどもいる。小さな子供たちを連れるファミリー客で賑わっている施設だ。

次は「地球市民村」パビリオンへ。NPO・NGOがコンセプトをもって構成している展示内容は興味深く面白い。混雑した会場内とうってかわって、静かで落ち着いて見学できる環境もいい。(子供には退屈だろう)

早足でパビリオン内を一周したところで、まだまだ観たいが時間も無くなってきたので、後ろ髪引かれながらパビリオンを後にする。個人的には結構お薦めかもしれない。さていよいよ会場を後にすることになる。岐路は東ゲートから名鉄シャトルバスで名古屋駅まで直行だ。必ず座れて乗換えの手間苦労なしなのが、疲れた体にはいい。但し、ここから東ゲートまでは少々歩かなければならないが。

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8月14日(6)グローバルコモン5

3つのうち「エジプト館」へと並ぶ。エジプト館は20分待ち、あとの2つは待ち時間は0分だった。最初にエジプトをクリアすると後は楽になる筈である。もう何を見たいかという感性ではなく、どうすれば楽になるかという点に、我々の行動がシフトしたのはどの段階くらいだったろうか、覚えてもいない。並ぶと列は比較的サクサクと進み、館内へ入る。

ルートで区切られた館内は建物内を見渡せる感じで、ドーム型展示と言える。歴史ある展示物もレプリカで、近くに見られて良いのだが、あまり足を止める人も少なく、見学の流れはスムーズだ。ただ最後のお土産のコーナーで人の流れは堰き止る。通路も狭くはなっているのが要因か。お土産も手抜きみたいなものも多かったが、私はここで2つ購入した。金属の壷をモチーフにした飾り物と額で、しめて1600円なり。つくりはショボイ。でも思い出、思い出と自分に言い聞かせる。

続いて「南アフリカ館」。エジプト館を出て中庭を挟んでの入口だ。南アフリカ館は実はよく覚えていない。その後入った「アフリカ共同館」と隣接しており、アフリカ共同館が30国近い国々の共同展示であり、それと一緒くたになってしまった。ただ南アフリカ館でお土産の人形を買ったらしい。(自信はないが)とにかくアフリカの人形であることは間違いない。

「アフリカ共同館」ははっきり覚えている。まさに共同ブースのバザール状態だ。アフリカの国々のブースが、この広い会場の中に所狭しと立ち並び、その国の紹介、自然の素晴らしさや歴史を展示して、その国を代表する品がバザー状態で並んでいる。ワールドスタンプも30個以上あるようだ。人を掻き分け探すだけでも疲れてくる。スタンプ探しは一番の目的となってしまったのがあまりに悲しい。


とにかくここ、アフリカ共同館は、まさにアフリカンバザール、いやワールドバザーと呼ぶに相応しい、絢爛なパビリオンである。市場にいるような活気を感じる。もし時間が許されるならじっくりと見て楽しみたい。しかし、
15時の長久手日本館の予約時間に戻らなければならない。

後ろ髪を引かれながら、さぁ最後の予約パビリオンへ向かおう。

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8月14日(5)シンガポール館

「シンガポール館」20分待ち、並んで暫くすると、我々の20名位後ろにパビリオンのアテンダントの女性がプラカードを持っている。50分待ち」と書かれ、最後尾に並んでいる。ちょうどショーの入れ替えの時期に当たってしまうためだろう。もう少し並ぶのが遅ければ、我々も50分待ちだったと思うと、多分並ばなかったと思う。もう長時間並ぶ体力は無くなっていた。並ぶだけではなく、歩く、いや立っている力も無くなってすぐ座りたがる状況だ。少しずつだが前に進み、いよいよ館内に入る寸前で、我々の2グループ前で一旦ストップ。もう少しだったのに残念。透明ビニール傘をアテンダントから渡され、入場を待つこと暫し。

             いよいよ中に案内されると熱帯雨林のイメージの小経を進んで、熱帯木々の立ち並ぶ円形のホールに出る。正面のスクリーンに映し出された映像が始まり、シンガポールの紹介が流れる。そして映像はいよいよ自然気候の話へ。そしてアナウンスに従って、見学者一人一人が手にもった透明ビニール傘が、ホールに花開く。そしてザザーと勢い良いスコールが再現される。上を見ると大きなシャワー口が幾つも並んでいる。シンプルな仕掛けだが、愛嬌があって面白い。冷静になって考えるとくだらないが、万博というお祭りでは素敵な演出だ。やがてスコールも終わると、傘をアテンダントに返してホールを出る。

 通路の展示・案内を見ながら足を進めると、ショーが行われる雛壇へと出てきた。一人の男性演者が化粧を終わったところだった。ガラス越しに外からも見えるようになっている。雛壇の反対側には、大きな図書館風に書籍が並ぶ。どうやらシンガポールの資料のようだが、雛壇でショーが始まると出られなくなりそうなので、観覧もそこそこに早めに館を出た。

             時計を見ると
13時を回っている。次の予約は15時からの長久手日本館だ。それまでの時間で、未踏の地「グローバル・コモン5」(アフリカ・エリア)をクリアしなければならない。パビリオンとしては4つだけなので、いけるという感触はある。あとは自分の足との勝負だ。

東南アジアエリアのインドネシア館の横を通り、グローバル・ループに出て長久手日本館を左手に見ながら回廊を南下する。ここは下り坂なので多少楽ではあるが、この好天気で熱くなった回廊を歩くことが体力を奪われていく。10分足らず歩くとアフリカ・エリアが見えてきた。歩きながら携帯サイトで待ち時間情報を収集するとNEDOパビリオン80分待ち、もう考えることもなく断念、残り3つのパビリオンに絞られた

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8月14日(4)グローバルハウス

こいの池をぐるりと周る感じで、途中マンモス・ラボ単独見学の長い列を横目に、「グローバル・ハウス」へ。細かい霧を発生させている緑の壁バイオラングを通り過ぎ、少し早めだけど事前予約ゲートに入る。しかし既に6070人位は並んでいた。我々が並んでまもなく上からの記念撮影が行われ、いよいよ入館。この時間帯になると早く空調の効いた館内に入りたいという気持ちが強くなっている。正午前、とにかく暑い。

中に入るとひんやりと生き返る心持ち。カード型端末装置を一人一人渡され、それで色々な展示品の説明を聞くのだが、端末機から聞こえる説明アナウンスが途切れ途切れであまり使い勝手が良くない。

「斗樹、説明、聞こえる?」
            「うん、まぁ。」
            「俺、機械を強く耳に当てすぎて痛くなっちゃったよ。」

結局耳も痛くなり途中から普段通りの展示の説明書きを見て進む。その後、このパビリオンの売りの一つ、スーパーハイビジョンを見るが、確かにキレイ。先ほど入場待ちの時に撮った映像が、スクリーンにとてもキレイに映し出される。

「おぉ!」ゲストから一斉に感嘆の声が上がる。これは凄い。映像とは思えない、その鮮明さリアリティさに正直驚いた。ただその後流れる映像は特に面白い映像ではなく、最新技術を確認できた程度で、折角のスーパーハイビジョンが何だかもったいない。

その後マンモス復元像月の石の展示を見ていよいよ冷凍マンモス。まさにこの「愛・地球博」最大の話題である。人気は凄いものを感じる。マンモス・ラボに誘導されながら、ガイドのアテンダントが色々と注意をアナウンスする。

さぁいよいよ、冷凍マンモスとのご対面だ。動く歩道に乗りながらガラス越しの数秒間のご対面は、実にあっけなく終わった。ロシア館でも復元のものは見たし、さっきも復元像をグローバル・ハウスで見たばかりなので新たな感動はない。確かに本物の質感というか、リアリティーさは肌で感じることは出来た。しかし「貴重な資料だから腐ったり崩れたりしないように管理が大変だろうな」というのが正直な感想だった。動く歩道で僅かのご対面だが、動かなくても多分そんなに長く見ることもなかったと思う。

退館して真っ先に座りたいと思った。グローバル・ハウスオレンジは入場待ち状態からシアター・展示物とマンモスまでずっと立ちっぱなしの時間だったから。外に出てベンチを探して座るが、日に照らされてベンチが熱い、熱い。でも我慢して座ること数分。水分を補給してグローバル・コモン6シンガポール館へ向かう。コモン6ではここだけが残っている。ここがクリアすれば6は完全クリア。他のエリアの完全クリアは難しそうなので、一つくらい完全クリアを作りたかった。

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8月14日(3)フランス館

続いて、「フランス館」へと移動、このフランス館はドイツ館と同じ建物の中にある。並ぶ場所が今一つわからず、場内警備の人に訊いて列へと並ぶ。20分待ち。列に並ぶも日差しが強くなってきたので、日陰に入りたい心境だ。建物の軒下に入って一息。そこからまた10分程して入館。独特の色彩感覚の施設に入り、シンプルかつイメージフルな館内を奥に進んで、映像シアターへ。内容はメッセージ性の強いもので、自然環境を大切に、貧富の問題、地球汚染・公害と、難しい内容を分かり易く紹介したのは評価できる反面、少し前のフランスの核実験を思い出し、この矛盾をどう解釈するかを考えていた。

しかしこれらの難しいテーマの映像を飽きさせずに見させる内容はたいしたもの、殆どの人が途中退場しなかった。映像が終わって入場者は皆外へ移動、途中のエリアもフランスらしいお洒落なつくりはさすがだが、余り興味を示さず退出していった人も多かった。

「斗樹、どうだった?」
「社会性のテーマの映画だった。」
「分かったかい?」
「まぁ。面白かった。」

展示室から出るとスーベニアスペースは明るく広く、ドイツ館と共用のようだ。立ち並ぶお土産ショーケースの奥にあるスタンプを押して帰ろうとすると、「おや?」よく見るとドイツ館のスタンプコーナーを発見。

「お~い、斗樹、ここにスタンプがあるぞ~!」
「ん?」
「ほら、ドイツ館。」

ドイツ館はパビリオン内を見られなかったが、せめてスタンプぐらいは記念にとポン。(形だけスタンプクリアとはちと寂しいが、やはり嬉しい・・。)

この時点で時間は11時近く、午前中は早いものだ。この後、11:50からグローバル・ハウス(オレンジ)からマンモス・ラボ事前予約があるので早めの昼食ことにする。歩いて3~4分ほど、西エントランスのショッピング・モールのようなところにある、オフィシャル・ショップで斗樹は思い出に記念コインを。そしてエスカレーターで2フロア分下がって、地上へ。ずらりと並ぶフードコートに世界の味覚の店・店・・・。

 そんな中、斗樹のリクエストでラーメン屋「岡本屋」チャーシューメン+ソフトドリンク付 1000円を注文。屋根があっても屋外のラーメンは暑かった。味はそんなに悪くない。一息ついてグローバル・ハウスへ向かう。会場警備員に行き方を確認し、グローバル・ループの「下の道」を通る。これはいい。今まで知らなかった。昨日まで陽が強くふり注ぐグローバル・ループの上を歩いていたが、よく見ると下のほうが日陰で、歩いている人も多いように思う。3日目にしてはじめて知った事実。

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8月14日(2)大地の塔からクロアチア館へ

企業パビリオンを過ぎて、グローバル・コモン1周辺の自転車タクシー乗り場で、自転車タクシーに乗るために並ぶ。(斗樹に「歩いて急ごう!」と急かされるが、正直 足が疲れている・・。ごめん、斗樹。自転車タクシー使わせてくれ・・・)行き先はグローバル・コモン3までだ。並んで間もなく我々の順番が来た。

自転車タクシーをこぐアルバイトの、地元大学生のお兄さんに色々と情報を訊く。

「この時間では既にドイツ館は2時間待ちですよ。」

ドイツ館狙いの人たちは、朝、ドイツ館に近い西ゲートからどっとやってくるらしい。
「がっかりですね~。」

この時点で今回はドイツ館を諦めることとなった。アルバイトのお兄さんの話では、クロアチア館が一番のお薦めという話を聞く。ここで再度、今日一番初めの入場挑戦パビリオンはクロアチア館に変更となる。途中、自転車をこぐアルバイトのお兄さんが「大地の塔」を見ながら、

「ほら、大地の塔、まだ殆ど並んでいないですよ。」
と狙い目を教えてくれた。ここでルートが①クロアチア館②フランス館の後、③大地の塔となった。

朝から大行列で並ぶドイツ館を横目に、自転車タクシーをグローバル・コモン3で降り、クロアチア館に足を向ける。なんと、クロアチア館の入り口前に二組がいるだけであった。しかし、なぜか入場待ち?入口から中を伺うと、パビリオンの若い男性アテンダントが掃除機でカーペットをまだ清掃中。
            (もう開場の9時を回っているのに・・・)若い職員に声をかけ、
「5minutes? 10minites?」と開場までの時間を訊くと、両手を広げて2回パーを出し、入場まで「20分」待ってくれ、と教えてくれた。

朝の20分は大きい。ここでまたまた予定を変更、先ほど空いていたのを確認できた「大地の塔」へ行き先を変更し、ますます行列ができるドイツ館を横目に、大地の塔へと足を急ぐ。(ドイツ館はこの日4時間待ちまで延びたそうだ)
             歩いて6~7分位か、「大地の塔」に到着すると既に40分待ち、まぁこんなものだろうと、行列に並ぶ。しかし予想以上に列はスムーズに前に進んでいく。朝だから皆の移動も早いのかもしれない。40分もかからず館内に入ることができた。

いよいよギネス認定の世界最大の万華鏡体験だ。暗い通路を登っていくと、万華鏡の見られるスペースへと出る。頭上に広がる彩り煌きの世界をずっと見上げていると疲れるためだろう、入って奥側面に頭上の万華鏡が鏡に反射して見られる仕組みになっている。横を見ていても頭上の変化が見られるので上を見ているのに疲れた人には最適だろう。

次のパビリオンへの移動もあり、万華鏡の光の演出を堪能したあと、次へと移動する。

再度「クロアチア館」へと戻る。今回のパビリオンでお薦めNo.1と自転車タクシーのお兄さんの話についつい惹かれて「是非みたい」と、こだわってしまった。パビリオン入口に到着したら既に開場し、列も50人位だろうか、並んでいる。10分の待ちというところか。

クロアチア館は映像シアター型のパビリオンのため、暫くそのままの待ち状態のあと、開場すると一気に入口に吸い込まれていく。

入館すると、最初のプレショーは壁面での塩田映像、それをカーペットの床に座って鑑賞、可もなく不可もなくといったところ。何せNo.1という評判なのだから、鑑賞する眼も自然と厳しくなる。

プレショー映像は終わり次のフロアへ移動。ドアが開くと、フロア一杯に白い塩田、そこに波の映像が投下。海に沈む塩田の上を歩くような印象。塩田の真ん中に渡り通路があるが、途中そっと白い粒を拾って舐めると確かに塩だ。渡りきると塩田を囲むように人が並ぶ。そして人のいるところが、せり上がっていく。「お!」という驚きの声。塩田が下へ。10mほどせり上がると、波の映像だった塩田が明るくなり、人の映像に変わる。ここからクロアチアの町を空から撮影した映像となり、我々はクロアチアの町を空中散歩するような感覚になる。この浮遊感は面白い。思いがけない体験だ。余計なメッセージは一切ない、それが見る人のイマジネーションを膨らます。ショーの時間は15分くらいとのこと。確かに楽しめる。塩のインパクトが強く残ったせいか、出口で塩のお土産に目を奪われ、つい購入。1000円なり。

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